La Musique Au Pluriel (4CD)

1932年2月24日生まれの偉大な映画音楽/ジャズの作曲家/アレンジャー/指揮者/ピアニスト、Michel Legrand の生誕80周年を記念したヨーロッパ編集4枚組ボックス。

ヴォーカル曲、ジャズ曲、映画音楽、そしてこれが初出となる完全新録音音源（Catherine Michel [Harp] との共演）の4つのテーマでLegrand の華麗な足跡を辿る決定盤！Universal 音源ばかりでなく、Warner、EMI、Sony などのライセンス音源もふんだんに収録した、まさに“Legrand の集大成”と呼ぶに相応しい充実の内容！

日本では、独特のポップ感覚をもつ彼の曲「Di-Gue-Ding-Ding」が化粧品やビールのTVCM曲として、にわかに注目を集めたのが記憶に新しい。父は指揮者・作曲家のRaymond Legrand、母は指揮者Jacques Hélianの姉Marcelle Der Mikaëlian という音楽家の両親の間に生まれ（姉は歌手のChiristiane Legrand）、1958年にMiles Davis、Bill Evans、John Coltrane との共演盤『Legrand Jazz』 を発表。1960年代初頭から現在に至るまでに200作以上の映画音楽を手掛け、数々の名曲を残してきた稀代の音楽家、芸術家として、本国フランスおよびヨーロッパでは最大の尊敬を集める。その手掛けた作品は例えば、『女と男のいる舗道】(1962)、『シェルブールの雨傘』(1963)、『ロシュフォールの恋人たち』(1967)、、『華麗なる賭け』(1968)、『太陽が知っている』(1969)、『嵐が丘』(1970)、『おもいでの夏』(1971)、『栄光のル・マン』(1971)、『三銃士』(1973)、『うず潮』(1975)、『愛と哀しみのボレロ』(1981)、『ネバーセイ・ネバーアゲイン』(1983)、『愛のイエントル』(1983)、『プレタポルテ』(1994)、『レ・ミゼラブル』(1995)、『リュミエールの子供たち』(1995)、『100歳の少年と12通の手紙』(2009)などなど、枚挙に暇がない。また1972年の初来日以来、大の親日家としても知られ、『火の鳥（実写版）』（1978：市川崑監督）、『ベルサイユのばら（実写版）』（1979年）などの音楽も手掛けた。貴重写真を多数掲載した32ページのオリジナル・ブックレット付。