CD 輸入盤

Nearness Of You -The Ballad Book

Michael Brecker (マイケルブレッカー)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
549705
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
オリジナル盤発売年
:
2001
フォーマット
:
CD
クレジット
:

Charlie Haden(Bass),  Herbie Hancock(Piano),  Jack Dejohnette(Drums),  Michael Brecker(Sax (Tenor)),  Michael Brecker(Saxophone),  Pat Metheny(Guitar),  James Farber(Engineer),  Pat Metheny(Producer),  Steve Rodby(Producer),  Ben Raleigh(Composer),  Herbie Hancock(Composer),  Joe Zawinul(Composer),  Richard Seidel(Executive Producer),  Stevie Wonder(Composer),  Richard Seidel(Concept)

商品説明

 全曲が優雅な演奏の作品。前作でエルヴィン・ジョーンズとの共演を果たし、名実共にコルトレーンの跡目を自認するマイケルにとっては、後輩達がすでに「もの」にしている懸案だった「バラードもの」。

パット・メセニーのプロデュース(!)、メンバーはパット・メセニー(g)ハービー・ハンコック(p)チャーリー・ヘイデン(b)ジャック・デジョネット(ds)に加えて、ジェームス・テイラー(vo)が、彼のオリジナル曲“ドント・レット・ミー・ビー・ロンリー・トゥナイト”と、アルバム・タイトル曲の“ニアネス・オブ・ユー”の2曲に加わった、豪華絢爛な作品になった。日本盤のみボーナストラック曲“セイ・イット”を追加収録。全13曲がマイケルにとって思い出の作品になることは必至。

アルバム全体を貫くのは、メセニーのスペイシーなコンセプト。流れるような「ウエイヴ」に見を任せたブレッカーのサックスが今までになく優雅にそして華麗に響く。

<各曲解説>
@チャンズ・ソング
 ハーバー・ハンコックの作曲した、いかにもハービーらしいメロウなメロディーが、マイケルの感情を抑えたプレイによって一層物哀しさを引き出され、かつてのコルトレーンが持っていた激しさを持つ者の優しさを感じさせる。滑らかなフィンガリングはマイケルらしくない
 中間でフィーチャーされる短いメセニーのアコースティックなソロは、むしろブレッカーを引き立てる。さすがプロデューサー、メセニーの面目躍如。

Aドント・レット・ミー・ビー・ロンリー・ナイト
 ジェームス・テイラーの独特の歌声で始まる2曲は、タイトルにあるように切ない感情表現が心に染みる。ハンコックのメロディアスなバッキングと、「コルトレーン=ハートマン」の匹敵する、マイケルのバッキング・ソロが興趣をさらに盛り上げてくれる。

Bナセント
 フラヴィオ・ヴェエンチュリーニ作曲のこれまたせつな過ぎるメロディ。この曲はメセニー・サウンドが全体をコントロールする。デジョネットのビート・コントロール、メセニーの「サウンド・ウエイヴ」のクリエイティブティと、曲の波間に見え隠れするような緻密な空間が、演奏の濃度を「死海」の塩度のように濃密にして聴くのが感じられる。  マイケル畢生のソロ・ワークは2001年に輝く演奏として記憶に残るだろう。

Cミッドナイト・ムード
 ジョー・ザヴィヌル作曲の、アンニュイな雰囲気が特徴の作品。ビル・エヴァンスが『アローン』『シンス・ウィー・メット』の中で採り上げている。
 ここではザヴィヌルにとってはマイルス・グループの先輩になる、ハンコックの優雅で時々トリッキーな伴奏に乗ってマイケルのメロウな音色が印象的。
 中間部のハンコックのソロも『ラウンドミッド・ナイト』当時のノーブルな雰囲気を感じさせる。

Dザ・ニアネス・オブ・ユー
 数え切れないミュージシャンが採り上げ、また、多くの歌手達が歌った、ネッド・ワシントンとホーギー・カーマイケルのコンビによる名曲。
 ここではジェームス・テイラーのカントリーライクな歌声が、この曲に新しい魅力を付く加えてくれた。 マイケルはメロディに忠実なソロでこの曲の持つ魅力を紡ぎだしていく。

Eインカンデセンス
マイケルのオリジナル作品。いつものようにやや難解なメロディだが、バラード・アルバムらしく、これまた繊細な解釈で演奏される。
 先行するメセニーのソロは本来のメセニー・サウンド。デジョネットと対話を楽しむが如く奏でられるソロは、2人の顔が手にとるように浮かんでくる。

Fサム・タイム・アイ・シー
 パット・メセニー作の切ないバラード、メセニーのイントロに続いて、マイケルのサックスが「泣きすさぶ」メランコリックな演奏。
 ハンコックはデリカシー溢れるバッキングに「徹しており」素晴らしい。マイケル自体がこうした演奏を楽しんでいる様子が聴く者に伝わってくる。
 続くメセニーは、ジョー・パス以外の他の誰も持っていない「あのスペイシー世界」を創造する。5分ほどの演奏にプレイヤー全員の切ない気持ちが凝縮している。

Gマイ・シップ
 クルト・ワイルの名曲。ユニゾンでのバースから主旋律へと入ると、アクセントを変えた、今までのこの曲のイメージをやや「裏切った」オープニングで次第にこの名曲を“こなしていく”。
 最も難しいスピードの演奏に、緩急をつけることによってメリハリを付けている。ここでのデジョネットのプレイは秀逸。
 ハンコックのソロもメロディというより“流れに”音符を染み込ませていくといった感じで展開される。

Hオールウェイズ
 アーヴィン・バ−リン作曲のこの曲はデジョネットのブラシ・ワークに乗せた、高度な演奏。ブラシによる「音階」が、ユニゾンのようにギター、サックスと一緒になって曲趣を盛り上げてくれる。
 このレベルのメンバーならではの演奏。

Iセヴン・デイズ
 パット・メセニー作曲によるロマンティックな旋律を持った作品。ここでもギター=テナーのユニゾンでメロディが演奏され、デジョネットのハイハットに導かれるように、ハンコックの流れるようなピアノが浮かび上がる。
 メセニーのデリケートなバッキング・メロディが空間を広げていく。他の曲でもそうだが、後半に採るソロではマイケルが本領を発揮してやや感情を爆発させる。

Jアイ・キャン・シー・ユア・ドリーム
“インカンデセンス”と共に本作で2曲目のマイケルのオリジナル作品。彼らしい難解な(?)メロディと、それとはかけ離れた、優雅で心に染みるメロディが、Aメロ、Bメロでそれぞれ顔を出す、“苦心”の作品。ダイナミック・レンジの高い演奏といえば、オーディオファンには解り易い。

収録曲   

  • 01. Chan's Song (05:15)
  • 02. Don't Let Me Be Lonely Tonight (04:44)
  • 03. Nascent (06:18)
  • 04. Midnight Mood (06:23)
  • 05. The Neaness Of You (04:37)
  • 06. Incandescence (05:22)
  • 07. Sometimes Ago (05:29)
  • 08. My Ship (07:11)
  • 09. Always (05:37)
  • 10. Seven Days (05:33)
  • 11. I Can See Your Dream (03:49)

総合評価

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5.0

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投稿日:2016/07/20 (水)

ブレッカーブラザースのテナー奏者マイケル・ブレッカーのバラードアルバム 企画ものとかの詮索は抜きにして フュージョンではないマイケル・ブレッカーを堪能しましょう まさに くつろぎのひと時が訪れます お勧めは日本バージョン!12曲目の“SAY IT”は必聴です

鈍行 さん | 新潟県 | 不明

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ブレッカーの才能が凄かったというのはだれ...

投稿日:2011/02/13 (日)

ブレッカーの才能が凄かったというのはだれしも認めるところ。 しかしどこでジェームステイラーとブレッカーが繋がっていたのか実に 不思議。不思議といえばジェームステイラーの歌もJAZZのバックでも ギター一本の時とまったく変わらない。優秀なミュージシャンはだれと共演しても自分の個性をまったく失わない。 JAZZの面白さはその個性が正面からぶつかり合うことで、けしてそれが 混じり合うことなく一つの作品を作っていくことにあるのだろう。 クラシックの場合はその逆でさまざまな楽器が完全に混じり合い調和してひとつの音楽を作っていくのではないでしょうか?(ただしオーケストラの 場合、ピアノソナタ、バイオリンソナタなどはその限りではありません)

uso-800 さん | 神奈川県 | 不明

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最高!仕事を終えて帰宅し、このCDを聴く。...

投稿日:2006/09/05 (火)

最高!仕事を終えて帰宅し、このCDを聴く。最高の癒しの時間です。聴いた後、音楽の無い生活は考えられないと実感する1枚です。

まつ さん | 山口 | 不明

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人物・団体紹介

人物・団体ページへ

Michael Brecker

1949年3月米国ペンシルヴァニア州フィラデルフィア生まれ。ニューヨークに進出後、伝説的なアルバム『ホワイト・エレファント』のセッションに参加。またスタジオ・ワークで数多く名演を残し、フュージョン・テナーの第一人者として知られる存在となる。75年、実兄ランディ・ブレッカーとともに“ブレッカー・ブラザーズ”

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