マリピエロ、ジャン・フランチェスコ(1882-1973)
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マリピエロ、ジャン・フランチェスコ(1882-1973)

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  • 血の郷愁があったブゾーニはイタリアの郷土色を宿しな...

    投稿日:2018/10/02

    血の郷愁があったブゾーニはイタリアの郷土色を宿しながらもドイツ音楽への憧れに満ちている その錯綜した心理矛盾からある意味時代を超えたとも見える 後期ロマン派時代を生きながら過去と未来へ飛んでいたとも言える作風だ ノルディオの歌うヴァイオリンに相応しい一曲だろう そしてマリピエロの二曲 録音の少ない音楽であれば有難い 20世紀アヴァンギャルドの風は鳴りを潜め 擬古典あるいは印象派の風情が30年を隔てる創作時期の違いを埋めている 瞑想し思索する音楽は抒情詩でもある イタリア人によるイタリア音楽演奏なのでカンタービレに寄りすぎた感もあるが これも一つの美だろう 美しいことは請け合う あなたも如何

    風信子 さん

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  • 天才は百年早く生まれると言う マリピエロは未来の人...

    投稿日:2018/09/17

    天才は百年早く生まれると言う マリピエロは未来の人である その融通無碍なる音楽は人々の内なるものへ届いていない 世界の共感と賞賛を得るのは早くて今世紀後半か 極めて多忙な生涯であったが 長命で多作家であったから その作風は多岐に広がって掴み所がない 少々乱暴だがあえて総括すれば 協奏的書法を用いたラプソディックな幻想曲様式とでも言ったらどうだろう 丁度このDiscに登場する”毎日の幻想曲”に代表される 交響曲も協奏曲もこれと差異はない ソナタ形式も三部形式も用いられない つまり繰り返しや反復を聞くことがない音楽 流れ去る水や大気のように音楽は登場して消えていく このサーフィンかクライミングをするような音楽の聴き方をするには 現代の人も社会もその感性はあまりに鈍重だ 人間の進化を待たなくてはマリピエロの音楽は梵語の経に等しい また器用に運動神経だけで波に乗れたり崖を駆け上がれたりしただけでは芸術鑑賞にはならない 水や岩の向こうに何を感じ取るか そんなしち面倒臭いこというなら止しとくなんて言わず あなたは如何       

    風信子 さん

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  • ローマ響は、ボーンマス響やニュージーランド管、スロ...

    投稿日:2012/01/21

    ローマ響は、ボーンマス響やニュージーランド管、スロヴァキア放送管弦楽団などに並ぶナクソス期待のニュー馬車馬オケ。お前誰やねんとツッコミ必至のイタリア近現代作曲家をお抱え指揮者フランチェスコ・ラ・ヴェッキアとお揃いでいそいそ録音。馬車馬オケだけあって演奏はピンキリ。東欧オケのような凄まじい駄演を疲労するわけではないのが流石にヨーロッパのオケですが、それでも曲目によって演奏のレベルが異なりがちなのはいかがなものか。しかしこのオケのいいところは、良い曲には必ず良い演奏を持ってくるところ! ご存知ナクソス(マルコ・ポーロ)がリバイバルの火をつけた作曲家兼音楽学者ジャン・フランチェスコ・マリピエロの演奏に関しては、同レーベルは外れなしで有名。モスクワ交響楽団に気合を入れさせた(笑)プロデュースの腕はさすが廉価王ナクソス。マリピエロはレスピーギ、カセッラと並んで80年組と呼ばれ、音楽史上では歌劇一辺倒のイタリアに器楽復興の機運を持ち込んだという大きな意義を持っています。印象主義かと思いきや笑っちゃうほどのマーラー・トリビュート、擬古典かと思いきやオネゲル・ライクでメカニカルな作風となかなか軸の定まりづらいカセッラ、音楽学者としての学識肌が災いしてかなかなか録音してもらえないマリピエロを尻目にレスピーギの一人勝ち状態。勿論彼も素晴らしい作曲家なのですが、残る二人の録音も増えればよいですね。印象主義の文脈で語られることが多いマリピエロの作風は、「自然の印象」「間隙と静寂」と当盤のタイトルだけでも見え見え。しかしイタリアンなチーズの響きも(笑)随所に伺われ飽き知らず。後期の交響曲に伺えるようなやや晦渋な響きの方が印象に残りやすいかも。とはいえ彼独特の清新な和音もたっぷり。一粒で何度でも美味しい、それがマリピエロの魅力です。馬車馬オケらしく多少お疲れの音色ではありますが、ラ・ヴェッキアさんの根性の入れ様はなかなか。歌心たっぷりの木管ソロも伸びやかで気持ちよい。線の細さを確かなコンセントレーションでまとめ上げる手腕はお見事です。

    Raise さん

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