増補新版 淀川長治 カムバック、映画の語り部 文藝別冊

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309977997
ISBN 10 : 4309977995
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
263p;21

内容詳細

講演など本人多数、蓮實重彦・金井美恵子対談などを収めた淀川長治追悼特集に、新たに蓮實重彦による淀川インタヴューなどを増補。

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    最近、You-Tubeで日曜洋画劇場での淀川長治氏の解説をよく、聞いています。幼い頃、日曜洋画劇場も観ていた時の淀川氏のことは正直、覚えていない。音源を聞く限りは映画好きの優しそうなおじいさんという印象だ。でも弟さんを話す口振り、母親への愛、父親を含む淀川家への憎悪、昨今の監督の勉強不足、日曜洋画劇場への嘆きを読むと色々と込み上げてくる。「もし、淀川氏が今日の洋画、邦画の現状を観ていたなら、どんなことを言うだろう・・・」。民放が映画を滅多に放映しなくなり、映画を観る度、どうしてもそう、考えてしまいます

  • 秋 眉雄 さん

    淀川さん、荻さん、水野さん、高島さん。映画に興味を持ち出した年ごろの僕に、テレビの映画番組はとても大きな意味を持っていた。いまだに映画館で映画を観るよりも、自室のテレビ画面で観る方が落ち着くし、大きな声では言えないが吹き替えで観る方が好きだ。アル・パチーノもブルース・リーもアニセー・アルビナもラウラ・アントネッリも皆小さなテレビ画面の中にいたし、日本語を喋っていた。荻さん、水野さん、高島さんは教師で、淀川さんは校長先生だった。

  • 岡山の山奥ニート さん

    北野武監督との対談内容が気になり読みました。だいたい僕の考えていたことが語られていて嬉しかった。監督がヨーロッパ的ユーモアを持っている(p.69参照)から世界のキタノと呼ばれると僕は思う。 やっぱり映画を無数にみておられるので知識量が凄まじい。もっとサイレント映画を見たくなった。NHKさん、ぜひぜひお願いいたします。

  • JunKawa さん

    『淀川さんは突然変異ですから継承もできない。それから、「親」もいないし「子」もいないわけですよ。DNAが変なところにくっついてああいう変異体が生まれたわけで、一世一代の係累なし。』 (蓮實重彦)

  • Isamash さん

    北野武の映画を高く評価していて対談も掲載。最初ぎこちないが、制作の狙いとか、生まれ育った環境から始まり、作品のアイデアをどう産むのかという話まで淀川氏が上手く引き出しており、読み応え満点。1回見て避けてきた彼の映画を改めて見たくなった。また淀川氏の映画評論家としての評価をめぐる辛口対談もなされていて興味深かった。小津は嫌いで溝口を高く評価しヌーベルバーグには嫌悪感を持ってたとのことで、伝承不能な稀有な存在ながら評論家としては二流上の扱い。文学的な見方からするとそうかもしれないが違う評価があるべきと感じた。

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