Lydia Mendoza (リディア メンドーサ)

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  • …リディア・メンドーサ入門、には最適な全17曲52分の...

    投稿日:2016/06/01

    …リディア・メンドーサ入門、には最適な全17曲52分のベスト盤、 って感じかな…。 自分は、2010年にNPRで、 テキサス州中部や南部のメキシコ系米国人の フォーク系やポップ系の音楽ジャンルであるTejano(テハノ)音楽 の初にして最大のスターで、 12弦ギターをかき鳴らして歌う歌声から 「La Alondra de la Frontera」(ラ・アロンドラ・デ・ラ・フロンテラ) …英語にすると「The Lark of the Border」 つまり、「(メキシコ・米国間の物理的・人種的)境界のヒバリ」 と呼ばれたLydia Mendoza(リディア・メンドーサ/1916-2007)を紹介する 「Lydia Mendoza: The First Lady Of Tejano」 という放送を聴いてから、ずっと興味を持っていて、 (それまでなかったので)日本語版のWikipedia記事を執筆したりもし… で、つい最近になって、 漸く縁が巡ってきて、このベスト盤を買って聴いてみよう、 ということになり… やはり1曲目は「Mal Hombre」(マロンブレ/悪い男、薄情な男) なんだね、 1934年にレコーディングしたコレが、 テキサス側とメキシコ側とで、両方でヒットしたことで、 公演やレコーディングの仕事が殺到するようになったという、 リディア・メンドーサがブレイクした曲だからね… まぁ、惹きつけられる、そういう力のある歌声だよね…ただ、 ヒットした要因は歌声と演奏力以外にも、あったりするんだけど…。 3曲目の「Adios Muchachos」(アディオス・ムチャチョス/さらば少年達) を聴いた時に、あ、このメロディ聴いたことある! でもスペイン語じゃなく、別の歌詞で… と思ったんだけど、パッと直ぐには思い出せなくて、 よくよく確認してみると、 ルイス・アームストロングの1951年録音の「I Get Ideas」 と同じメロディーだな… っていうか、自分は、そのルイス・アームストロングが 英語で歌ってる「I Get Ideas」を前から聴いて知っていたけど、 現実的な歴史的経緯としては、 1927年にアルゼンチンで作曲されたタンゴ曲「Adios Muchachos」 がオリジナルで、1928年のカルロス・ガルデルのカバー盤が大ヒット、 リディア・メンドーサはソレを、1937年に米国で歌っていて、 (恐らく、スペイン語圏からの移民コミュニティを中心に全米でヒットする と同時にメキシコ側でもヒットして…)その後、 そのスペイン語歌詞のヒット曲に、 オリジナルのスペイン語歌詞とは全く無関係な英語歌詞が付けられて、 ソレをルイス・アームストロングが歌ったのが1951年… 他にも色々とカバーされてるし、当時の映画等でも使用されたりしている、 という有名曲だった、ということなんだね… …1つ、勉強になったよ… 16曲目の「Flores Negras」(フローレス・ネグラス/黒い花) も上述のNPRの放送の最後でBGM的に流れてたから、 聴き覚えがあったね… ここのこのトラック(MCでの語りを含むライブ音源5分17秒) を録音したのは、1982年ってことらしいから、 アメリカ合衆国版人間国宝とも言える ナショナル・ヘリティッジ・フェロウシップを受賞した頃で66歳頃か… で、歌声は1934年頃と比べればやはり、艶や張りは、 同じではないかも知れないけど、でも、 人生経験を重ねて年輪を重ねた分の深みが加わっている…みたいな、 歳相応に、いい具合に、枯れている… …40歳50歳60歳とかを過ぎても10代の少女の歌声を保つ、 というのも1つの芸の道だとは思うけど、一方では、 …歳相応に枯れることを覚えるのも芸の内の1つだ、という見方も、 あったりするけれど…まぁ、そんな感じなのかな… と。 …他に印象に残った曲は… 6曲目の曲「Se Murio La Cucaracha」の曲名が、 ゴキブリが死んだ、っていう意味の曲名で、 ポルカを基調としたカンスィオンという…何か、 スペイン語はよく分からないけど、コレは一体どういう歌なんだろう?! みたいな…そういう意味でのインパクトはあったかも。 全体的な印象として、 ほとんどの曲が、2分半から3分前後で、 ジャンル的には、タンゴ、カンスィオン、コリド、ボレロ、 ポルカ、ワルツ、ランチェラ…の曲が、 代わる代わる配曲されているので、飽きることなく、気付いたら、 あっという間に52分過ぎていた、 みたいな…そういう意味では、リディア・メンドーサ入門には、 持って来いのベスト盤なのかな、 と…あと、今まで自分の中では…タンゴやポルカやワルツは、 聴いてパッとソレと分かるけど、 コリド、ボレロ、ランチェラっていうのは、 コリド歌手、ボレロ歌手、ランチェラ歌手とかがいて、 そういう曲が色々あるのは知ってはいるものの、 はっきりと、どれがどれと明確な線引きが出来るほどには、 分かってなくて…でもこのアルバム内には、 夫々のジャンルの曲が数曲ずつ入っているので、そういうので聴き比べて、 違いとか分かるように…というような、 メキシコやラテンアメリカの伝統フォーク音楽系ジャンルの、 お勉強にもなるな、 と…ソレと、付属する40ページほどあるブックレットには、 リディア・メンドーサに関する記事だけでなく、 全曲のスペイン語歌詞と、英語の対訳が、左右に並べて表記されてるので、 聴いて曲を楽しむだけでなく、 自分のようなスペイン語初心者には、スペイン語学習教材としても、 活用出来て、一石二鳥一石三鳥だな! と。 そんなこんなで、今までは、興味はあったけど、 曲名と曲とがパッと出てくるのは「Mal Hombre」くらいしかなくて… でも今回このベスト盤で全17曲… コレだけで、60年以上の音楽キャリアを生きたリディア・メンドーサ の代表曲が全て網羅されてるとは思わないけど、 ひとまずは、色々と聴けて、満足しているし…今後縁があれば、 ここに含まれてない曲も聴いてみたいな、 と、そんなふうに思えたベスト盤なので、買って聴けてよかったな、 と満足しています。

    ♂猫Junn-Junn さん |40代

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