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Lute Classical レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

27件
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  • これは好企画でお買い得なセットだ。前から欲しいと捜...

    投稿日:2023/03/06

    これは好企画でお買い得なセットだ。前から欲しいと捜していて廃盤のようなものも含まれている。CD1、4、7、8は元々Glossa原盤、CD2、3はAccent、CD5、9、11、12はChristophorus、CD6、10はSymphoniaと思うのだが、レーベルを変えながらどういう経由でこのPan Classicsのセットに集められたのだろうか。AccentとGlossaは録音が好みで昔から好きだったが、他の物も良い録音だと思う。単独で集めたら1枚2千円はするだろうから大変お買い得だ。 Accent原盤のJunghenelのCD2、3がやや古いものの音は新録音と遜色ない。CD3はLPも持っているが、LPも良い音でAccentは昔から良かったと再確認した。ただCDはプチプチノイズが無くS/Nが良いので有利だ。Bach、Weiss以外は聞いたことのない作曲家ばかりだったがいずれも佳曲揃いだ。 面白いのはCD1と9だ。トラック1ではBWV1004のメロディーに乗せてカンタータChrist lag in Todesbandenの歌詞のごく一部が歌われているようだ。こういうお買い得のCDセットには大体歌詞が付いていないので正確にフォローするのが難しい。トラック2〜9ではBWV1001と1004をリュート用にアレンジして演奏している。これはオルゲルプンクトのような低音部の効果・動きがオリジナルのソロバイオリンよりも良く分かる。リュートの方が良いんじゃないだろうか。 CD9には6つのソナタが入っているがそれぞれ性格や曲想が大きく異なっていて面白い。最初のソナタYではエコーのような響きが特徴となっている。リュートでこのような効果を狙った曲は初めて聞いた。 以上大変お買い得な素晴らしいCDセットだ。その分ブックレットは簡略化されており、CD1の演奏時間が誤ってCD3と同じ59:33となっている。

    Dinkelbrot さん

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  • 貴重な録音ですね。ブリームがどんな音楽家であったか...

    投稿日:2022/02/28

    貴重な録音ですね。ブリームがどんな音楽家であったかが伝わってくる、またギターとはもともとこういった楽器であったと再認識させられる、そんな演奏群です。現代のギタリストには、今一度ブリーム(とセゴヴィア)の演奏を見直してもらいたい。そうしたならば、きっとギター音楽界の前途は、もっともっと明るくなるというもの。

    せごびあ さん

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  • リュート奏者リンドベルイが選んだ16(と20)世紀イギリ...

    投稿日:2021/02/26

    リュート奏者リンドベルイが選んだ16(と20)世紀イギリス作曲家の夜の曲集。タイトルの’Nocturnal’はダウランドの’Come Heavy Sleep’に基づくブリテンのギター曲のもの。ギターとともにこの曲を断念した奏者は作曲者のリュートへの情熱を知り自身の絶ちがたいNocturnalへの思いから手稿を研究しリュート演奏を実現した。軽い無調の8変奏からダウランドの元曲への転回はこの曲集一番の聴き所だ。前後の小品たちも輝いている。30年前のホルボーン集に収められた冒頭4曲は自ら率いた合奏団より輝きと深みを増した。単純で古式な楽器に多彩なニュアンスを吹き込む名手の奏でる星々に夜ひとり耳を傾けていると、遙か遠方の星々から眼に届くまでの気の遠くなる道のりと遙か昔に作曲者の書き記した音符が耳に届くまでの道のりが重なり合う。ホルボーンに続く当方無知の作曲家と詠み人知らずのケルト調の音楽、バードの子守歌が続く。400年後にブリテンの大曲を生み出した巨星ダウランドは天上界(星界)の諸元素は天界(惑星界)を通り地水火風の四大元素だけが地上界に降ると解き天上界を目指す上行旋律の4声のフーガ’Farewell’に乗って去る。ショパンの子守歌のように寄せては返す心地よい三拍子のグラウンド上に奏されるジョンソンの最終曲’Good night and good rest’を弾き終えたあとの30秒の沈黙は眠る聴衆を起こすまいとするかのよう。小夜啼鳥も歌い終えた夜、もう何も聴かず床に就きたい。その前に眠ってしまったとしてもリンドベルイの狙い通り。CDを演奏すれば何度でも、星はまた昇る。

    らぷとる さん

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  • わたしはリュートが大好きだ。繊細でやわらかな音色は...

    投稿日:2020/11/09

    わたしはリュートが大好きだ。繊細でやわらかな音色はとても癒される。この12枚組BOXはヴァイスを中心に、おもにバロック末期の18世紀前半の作品を集めたもの。演奏はどれも秀逸だが、とくにスペインのホセ ミゲール モレーノがすばらしい。この金額で12枚手に入るのだから本当におススメです。余談ですが、リュートはメソポタミアが発祥の地とされ、ウードが欧州に伝わってリュートになり、東に向かって琵琶になった言われています。正倉院には奈良時代の琵琶が伝わっていますし、天正遣欧使節が帰国して豊臣秀吉に謁見したさいにもリュートを演奏したとあります。

    音楽大好き さん

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  • 最初と最後の曲にせせらぎの音が被っている。それが演...

    投稿日:2020/08/25

    最初と最後の曲にせせらぎの音が被っている。それが演奏と相まってとても自然な音楽となって聴こえる。どの曲も聞けば聞くほど味わいが深まる無二の演奏です。佐藤氏の神技ともいえる孤高の世界を堪能できます。

    きたろー さん

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  • はじめて聴いたラゴスニックさんの演奏は、40年ほど前...

    投稿日:2018/10/02

    はじめて聴いたラゴスニックさんの演奏は、40年ほど前だったか?。ギターによるバッハのリュート組曲第3番でした。ライブの演奏もレコードのスタジオ録音も正確で粒のそろった美しい音色は変わりなく、妙な誇張や衒いはなく楽曲そのものを1点の曇りもなく伝えてくれるしかも美しい演奏だと思いました。その日のプログラムはバロック時代の楽曲中心でしたが、アンコール曲はヴィラ=ロボスのショーロス第1番でした。これもまた目の覚めるような素晴らしい演奏でした。このCDはいわゆるルネッサンスリュートを使用した演奏ですが、音の粒ぞろいはギターの演奏と変わりなく、ラゴスニックさんらしい感じがします。素晴らしい演奏です。

    lightnin さん |60代

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  •  一服の銘茶をいただいたような清涼感のあるアルバム...

    投稿日:2017/08/27

     一服の銘茶をいただいたような清涼感のあるアルバムです。夏の暑さの中で聴いた分、余計にそう感じるのかもしれません。もちろん他の季節に聴いても同じ感想で楽しめる仕上がり。室内楽だから当たり前なのだが、「室内楽の楽しみ」を素朴に感じられる。音楽のうんちくがなくても十分に楽しめます。

    うーつん さん

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  • 待ってました!ゲルヴィッヒ。この上は早くソニーさん...

    投稿日:2014/02/02

    待ってました!ゲルヴィッヒ。この上は早くソニーさんからDHMの「ルネッサンス・リュート曲集(LP3枚組)」を出して欲しい。別項の「グレゴリオ聖歌 その伝統の地をたずねて」(LP6枚組)が発売されていた1970年代、ラゴスニッヒのリュート曲集もLP6枚組で順次発売されていたけれど、やはりゲルヴィッヒが聴きたい。

    skydog さん |50代

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  • 思いがけず、リュートのいいディスクに出会えた。神秘...

    投稿日:2013/10/10

    思いがけず、リュートのいいディスクに出会えた。神秘的な障壁(Les Baricades Misterieuses)とは変わったタイトルだが、これは4曲目のF・クープランのクラブサン曲集第2巻の第6オルドルに入っているロンドからとられている。謎めいた題名と迷宮に入り込んだような繰り返しの多いロンドは異彩をはなっており、単独でも演奏されることも多い。(ネット調べ)ヴァイスのプレリュードとパッサカリアは屈指の名曲だし、1曲目のダヴィッド・ケルナーのシャコンヌもとてもいい。ヴァイスとクープラン以外はみな初めて聞く名前だったが、どれもがしみじみとした美しい佳曲で、リュートのすばらしさを認識できるだろう。また、初めて聴く演奏者セルドーラも立派だ。

    johnbach さん |50代

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  • リュートの素朴な音色に心癒される。 現代人の疲れ...

    投稿日:2013/08/15

    リュートの素朴な音色に心癒される。 現代人の疲れた耳にはいい薬かもしれない。 個人的には12枚目が気に入った。18世紀の音楽だがロマン派を予感させつつ古典派の均整を保っているあたりがいい。 バッハのリュート音楽はリュートという楽器の特色を生かしたというわけなく、どこまでもバッハのかっちりした音楽世界をリュートに語らせているという印象がする。 まさに『腐っても鯛』ならず『腐ってもバッハ』だ。

    ユローヂィヴィ さん

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ありがとうございました

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