ついにLighthouseの4枚目「ONE FINE MORNING(邦題:ある晴れた朝)」がCD化。このグループのリーダーのスキップ・プロコップは何とマイク・ブルームフィルードとアル・クーパーが参加したロックの名盤「フィルモアの奇跡」でドラムを叩いた人である。特にこのアルバムで印象に残った曲はLighthouse一番のヒット曲の「ある晴れた朝」、3曲目の「オールドマン(邦題:老人)」、4曲目の「シング・シング・シング」。「オールドマン」はこのアルバムの中で一番ジャズっぽく、テンポが3回(ミディアム→ファースト→スロー)変わり、ポール・ハフォートのビブラフォーン、ラリースミス(後にキーボード奏者に変更)のトロンボーン・ソロがフィチューアされている。特にトローンボーン・ソロは素晴らしいの一言。「シング・シング・シング」は冒頭から、これがカナダロックの真髄だといわんばかりの曲。途中でギター奏者のラルフ・コールVSブラス軍団の素晴らしいソロの応酬があり、エンディングへとつながる。昔、LPでかって以来、久しぶりに聴いたがその他の曲も含めて未だに聞き飽きない。とにかく一度は聴いてほしいアルバムである。