Kongo

コンゴのパーカション軍団が繰り広げる熱いアフリカン・グルーヴ！

アフリカン・パーカッション・グループの真打ちが久々に新作を発表しました。 アフリカ中部にある“２つのコンゴ”のうち、かつてフランス領だったコンゴ共和国（コンゴ・ブラザヴィル）の首都ブラザヴィルで結成されたパーカッション・グループがこのレ・タンブール・ド・ブラザです。グループ名は“ブラザヴィルの太鼓”という意味で、まさにパーカッション・アンサンブルを重視したグループ名と言える彼ら。ライス・レコードからは2008年に彼らの当時のベスト盤+ＤＶＤ作品『ブラザ』を発表して以来なので10年ぶりの登場ということになります。

レ・タンブール・ド・ブラザは1991年に打楽器奏者／作曲家のエミール・ビアイェンダが中心となって結成されました。彼らの音楽性のモットーは「伝統と近代の融合」で、“ンゴマ”と呼ばれるスラっと背の高い細身の太鼓を中心に、西洋式のドラム・セット、ベースやギター、さらに曲によってはトーキング・ドラムやバラフォン、リケンベ（親指ピアノ）、カホーンなど、様々なパーカッション類を交えて、コンテンポラリーなリズム・アンサンブルを聴かせるなど、パーカッションをメインにした汎アフリカ音楽を体現してきました。

そしてこれまで数枚のアルバムを発表してきた彼らですが、オリジナルの新作アルバムは2013年の“Sur La Route Des Caravanes”（Buda）以来となるので5年ぶり。本作ではそのタイトルの通り、彼らの母国であるコンゴにテーマを絞り、様々なダンス・サウンドをポップなメロディ、キャッチーなアレンジに乗せて聴かせるというのがそのテーマになっています。もちろん聴き所は総勢6名も在籍しているンゴマ・プレイヤーたちによる壮大なパーカッション・アンサンブル。音程がある乾いた皮の音が特徴のンゴマが幾十にも重なり、豪快なパーカッション・オーケストラを形成。そこに掛け合いを伴ったヴォーカルが被さったそのサウンドは、「これぞ音楽の原点」というべき力強さ、そして純粋さに満ちあふれています。
　暑い夏にこそ聴きたい熱い熱いパーカッション・ミュージック！この夏のオススメです！


（メーカーインフォメーションより）