ジャケットは暗いのですが、収録曲は朝から聴ける清々しい物ばかりです。１曲１曲聴き終わる度に心が浄化されていきます。

ピアノ弾き語りのライブ盤。結構神経質な人だったのかなと思われますが（実際は知らないけど）、このライブ盤ではとてもリラックスした雰囲気で、のびのび歌っています。ちょっと硬さや情念？を感じるスタジオ盤とは異なるテイストで幸せな気持ちになれます。特に一枚目最後の曲のLet it be meが心に染みます。

いくつかのライブ盤が出ていますが、最もローラ・ニーロらしい一枚。オリジナル曲ももちろんいいんですが、カバー曲も素敵です。特にキャロル・キングのカバーは白眉。後年のライブ盤であるThe Loom’s Desireも違ったテイストなんで興味がある人は是非。

単品で揃えようとすれば5000円ほどかかりますが、この商品は半額で済みます。できれば全作品をまとめて発売してほしいです。

私は、Wedding Bell Bluesを聴きたくて買ったのですが、他の曲も期待を裏切らない楽曲です。黒人に負けないくらいソウルフルです。これがファーストで１９歳だったって云うんだから驚きです。一生ものです。

素晴らしいライブアルバムです。よくテープが残っていてくれました。よくここまで修復してくれました。American Dove、なんでオリジナルアルバムに入っていないんでしょう。このCD出なければ存在すら知りませんでした。I am the blues、こんなにすごい曲だったとは。その後Smileというアルバムに入っていますが、半分以上気合が抜けてしまっています。。。ローラが神掛かっていた最後の時期の記録。聴かないと勿体無いです。

これは素晴らしいＣＤです。 ３０年以上も前にたったマイク３本で撮ったものとは思えません。ヘッドフォンで聴くとテープの変質が判りますがそんなの関係ない。孤独で感動的な音の洪水が今そこにあるように響きわたります。

すべてオリジナル（ジャケ、曲順、MONO）で紙ジャケを再発をして欲しかった。

入れ替えられた１曲をプラスして、ヴァーヴ盤「More Than A New Discovery」のジャケットを使用することはできなかったのかな。密かに期待してたんですが。

ローラ・ニーロにもっと評価を。この時期の彼女は、キャロル・キングより才能に溢れ、ジョニ・ミッチェルより美声だった。若人よ、買いなはれ。おっちゃんが保証する。