実験的すぎたノイ！をよりポップに、バンド感のある方向へ。メジャー系の音とわかりやすいメロディーが良いですね。なんだかんだで相方のミヒャエルローターと結構似ている。

なんといっても名曲“CHA CHA 2000”で広く知られるLA DUSSELDORFの2nd。徹頭徹尾明るいハンマー･ビート。さりながら深みのある音。あのNEU!以上のクラウス・ディンガーの私的世界が展開されるが、ファンでないと長尺曲がちょっと辛いかも。

KILLING JOKEのリーダー/ジャーマン･ロック研究家のジュリアン・コープがNEU!三部作と並べて強く推すLA DUSSELDORF三部作の1st。必技ハンマー・ビートでからりと明るく、美しく、しかも一見無造作な演奏がパンキッシュ。“CHA CHA 2000”を収める2ndが有名なものの、本作も負けず劣らずの出来のよさ。

�Cは名曲『チャチャ2000』に一歩も引けを取らない。

La Dusseldorfは外れ作品を一点も残さなかった。今回も胸のすくような快楽音楽（しかもどこかジーンとくる）。

予想以上に能天気な音楽でした。脳が疲れてきた時に聴こう！