Kwick / To The Point

バーケイズやチョコレート・ミルクなどのプロデュースで名を馳せていたアレン・ジョーンズがプロデュース、バーケイズのメンバーもバックアップしていたメンフィス出身のボーカルグループ、クウィックの80年デビュー作と81年セカンドがカップリングで共に世界初CD化！近年はMURO氏のミックス『ELEGANT FUNK』で「I Want To Dance With You」が採用されその名を広めており、各方面からCD化が待ち望まれたグループの一つでしたが、この度目出度くリイシューが決定です。

デビュー作はその「I Want To Dance With You」を筆頭に、非常にメロディックで聞き易さ満点のファンク・ナンバーを中心としながらチャートで成功した「Let This Moment Be Forever」のような秀逸メロウ・ミディアムもバランスよく収められており、コマーシャル的な面からも非常に評価できる作品。セカンド『TO THE POINT』はディスコ・ファンク「Split Decision」がバーケイズ風の味わいで決定的なベスト・トラックとして挙げられるが、このアルバムもやはりメロウ系楽曲の質が高く、バーケイズとは違ったボーカルグループらしい完璧なコーラス・ワークを楽しむことも出来る。いずれにせよアレン・ジョーンズの好仕事ッぷりが光るこの二作。翌作のサードはかなり凝った作りで素直にこのグループを楽しむには打ってつけともいえる今回のカップリングでのリイシュー。祝、初CD化です！（メーカーインフォメーションより）