La Notte

音楽、執筆をはじめとする多方面で活躍するノルウェーの異才、ケティル・ビヨルンスタの新作ライヴ！

ピアニスト、作曲家として1970年代から活躍する一方で、執筆家、詩人、エッセイストとしても評価が高いマルチ・タレント、ケティル・ビヨルンスタ。クリチャン・エッゲン、グニッラ・シュスマン、ジィエ・ザンと共演した2012年のECM作品『Vinding's Music - Songs From The Alder Thicket』に続く新作は、2010年7月1日にノルウェーで開催されたモルデ国際ジャズ・フェスティヴァルにおけるライヴ録音。

メンバーはノルウェー、デンマーク、ドイツ、イギリスと出身も国際色豊か、かつ全員がECMと深いかかわりを持つ5人。ビヨルンスタの'06年全英ツアーに参加し、多数のカーラ・ブレイ作品やセブ・ロッシュフォード、ミシェル・ベニタとのトリオ：トリオ・リベロ（Trio Libero）でも活躍中のサックス・プレイヤー、アンディ・シェパード、過去に『Grace』('00)、『Seafarer’s Song』('04)等の作品でも共演歴があり、昨2012年に初のECM作品『Dream Logic』を発表したギタリスト、アイヴィン・アーセット、バンドネオン・プレイヤー、ディノ・サルーシとのコラボ作品/ライヴで著名な女性チェロ奏者アニヤ・レヒナー、70年代のECM創成期から活躍するベーシストで、ビヨルンスタが73年にPhilipsから発表した1stアルバム『Apning』以来のつきあいとなる アリルド・アンデルセン、ヤン・ガルバレクのバンド・メンバーとしても著名で、ビヨルンスタ2004年作品『Floating』にも参加した女性パーカッション奏者マリリン・マズール。これら一流ミュージシャンに支えられ、ビヨルンスタが持ち前の詩的で耽美的な演奏を存分に聴かせてくれる一枚。

Ketil Bjørnstad（p）
Andy Sheppard（ts,ss）
Eivind Aarset（g,electronics）
Anja Lechner（violoncello）
Arild Andersen（double bass）
Marilyn Mazur（per）

Executive Producer : Manfred Eicher / Recorded live July 21, 2010 at Bjørnsonhallen (Molde International Jazz Festival)
・Recorded by Jan Erik Kongshaug / Mixed at Rainbow Studio by J.E. Kongshaug, M. Eicher and K. Bjørnstad / All tracks written by Ketil Bjørnstad