CD 輸入盤

Melody At Night With You

Keith Jarrett (キース・ジャレット)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
547949
組み枚数
:
1
レーベル
:
Ecm
:
Germany
オリジナル盤発売年
:
1999
フォーマット
:
CD
クレジット
:

Keith Jarrett(Piano),  Keith Jarrett(Arranger),  Keith Jarrett(Engineer),  Keith Jarrett(Producer),  Manfred Eicher(Producer),  Daniela Nowitzki(Photography),  Duke Ellington(Composer),  Ellie Greenwich(Composer),  Fud Livingston(Composer),  George Gershwin(Composer),  Ira Gershwin(Composer),  James Crawford(Composer),  Jeff Barry(Composer),  Jerome Kern(Composer),  Johnny Smith(Composer),  Lillian Clarborne(Composer),  Matty Malneck(Composer),  Paul Anka(Composer),  Rose Anne Jarrett(Photography),  Sascha Kleis(Artwork),  Sascha Kleis(Design),  Virginia Hensley(Composer)

商品説明

23年ぶりのスタジオ・ソロ・ピアノによるキース・ジャレットの復活第一弾。慢性疲労症候群という厄介な病気に苛まれたキースは99年1月ニューヨークでスタンダード・トリオによる復活コンサートで狼煙を上げ、6月にはヨーロッパ・ツアーを成功させた。本作は98から99年にかけて自宅内にあるスタジオで録音された初の「スタンダード・ソロ・ピアノ」である。病気から回復し自宅内でのリラックスした演奏はキースがこれまで歩いてきた道を見つめ直すとともに、ジャズというフィールドが生み出してきたソロ・ピアノの歴史に再び新しい1ページを刻み付ける、心を震わせる出来上がりになっている。一音一音言いきかせるように奏でるピアノの音が何ものより如実にいまのキースを物語っている。オーディオ的には、ECMらしくない(?!)暖かい音色がこの作品をある意味での異色作に仕上げた。  ガーシュインが作った「アイ・ラヴ・ユー、ポーギー」、物語の中で歌われる限りなく哀しい、黒人霊歌に匹敵するようなスピリチュアルな響きのこの曲を、キースは彼なりの違った悲しみの表現に変えてみせる。雄大な小麦畑を連想させるような、キースの奏でる壮麗ともいえる世界は遥かに続く未来を感じさせる。デューク・エリントンの「アイ・ガット・イット・バッド」、ビッグバンドにおける粋なアレンジやブルース・フィーリングとは異なって、かつてキースが70年代のソロ・ワークで見せたような、そして、その後のスタンダード・トリオのソロ・パートで見せたような、タイムを外しながら走り去る手法がふんだんに使われている。ここでのキースはまさに好調真っ只中だ。カーン=ハマースタインの「ドント・ビリーブ・ミー」は右手と左手が織り成す、美しい織物を見るような演奏。ピアノ本来の音を100%以上に惹き出すキースのピアニストとしての真骨頂が垣間見られる。ガーシュインの「誰かが見ている」は映画にも使われたスタンダード曲、ここではキースは情感いっぱいのこのメロディを暖かいピアノの音で包んでみせる。サビからの流れるようなメロディ・ラインはかつてのキースが持っていた研ぎすまされたような冷たさとは一線を画すハートフルな演奏だ。キースのアレンジによって甦ったトラディショナル・ソングの「マイ・ワイルド・アイリッシュ・ローズ」。あまりにも美しいメロディは一度聴いたら忘れられない。本作のハイライトともいえるこの演奏でこの曲からキースは何を惹き出したのだろうか。遠い日にいつか聴いたメロディが響く。メドレー風に弾き継がれる「ブレイム・イット・オン・マイ・ユース〜メディテイション」、そして、メロディの美しさでは「マイ・ワイルド・アイリッシュ・ローズ」にも匹敵する「サムシング・トゥ・リメンバー・ユー・バイ」はメロディ・ラインをいかに美しく聴かせるかに終始するロマンティックなアプローチが続く。サミー・カーンの「ビー・マイ・ラヴ」もややマイナーな曲調がキースをすっかり落ち着いた心にさせている。響きの向こうに何かを追い求めるようなキースの執拗さの中に新しいキース・ミュージックの魅力が見えてくる。“キース・アレンジ”のトラディショナルな作品「シェナンドー」。キースのこうした選曲がいまの彼の心境を物語っている。かつての『サムホエア・ビフォア』におけるカントリー・ライクな味わいを残しながらもさらに大きく広がる世界を感じさせるその演奏は、都会の雑踏から逃れたい現代人の心象を象徴して響いてくる。タイトルが印象的な「アイム・スルー・ウィズ・ラブ」はややジャズ的なメロディ・ラインを持った作品。ここでキースはあくまでも余韻を響かせ、ピアノを鳴らしきっている。  本作はキース・ジャレットが到達した新たな感情表現の境地を感じさせる畢竟のソロ・スタンダードとなった。

収録曲   

  • 01. I Loves You Porgy
  • 02. I Got It Bad And That Ain't Good
  • 03. Don't Ever Leave Me
  • 04. Someone To Watch Over Me
  • 05. My Wild Irish Rose
  • 06. Blame It On My Youth / Meditation
  • 07. Something To Remember You By
  • 08. Be My Love
  • 09. Shenandoah
  • 10. I'm Through With Love

総合評価

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本作はケルンを別格とすれば間違いなくキースの最...

投稿日:2014/09/13 (土)

本作はケルンを別格とすれば間違いなくキースの最高傑作で一部のジャズファンだけが共有するにはあまりにも勿体ない。ピアノ好きな人全てに聴いて欲しい全曲駄演なし。まさにタイトル通りに秋の夜長にピッタリでメランコリックなメロデイーに心奪われます。

山女魚 さん | 宮城県 | 不明

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「けれんみがない」という言葉が一番似合う...

投稿日:2013/01/14 (月)

「けれんみがない」という言葉が一番似合う。「My Wild Irish Rose」のシンプルな演奏に込められた想い。「Be My Love」のせつなさ…。全10曲のすべてが、小さいけれど大切な宝物。  お世話になった方、大切な友人に何か贈り物したい時、真っ先に思いつくのがこのディスク。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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ピアノソロということであれば、僕は真っ先...

投稿日:2011/07/31 (日)

ピアノソロということであれば、僕は真っ先にこのアルバムをお勧めする。キース・ジャレット、最高のジャズピアニストが最愛の人に捧げた心が震えるような名演奏。慢性疲労症候群による2年間の暗い闘病生活を経て、復活を期して自宅のスタジオで録音された渾身の作品。苦しみを乗り越えて解き放たれたキースが、ピアノへの愛、支えてくれる人への愛を美しいメロディーに想いを乗せて、一音一音に心を込めて奏でる魂の音楽。この素晴らしい音楽を分類することはできない。ジャズであり、クラッシックであり、ソウルであり、ロックですらあるだろう

sk1 さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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Keith Jarrett

1990年代中盤過ぎ、精神的なプレッシャーから、立ち止まったキースだが、『Melody At Night With You』で見事復活、さらに2000年にはパリでのスタンダード・トリオによるライブ盤『Whisper Not』を発表する。確かに、かつての氷を凍らせるようなハイテンションと、鼓膜を緊張させる美しいピアニズムにはまだ遠いが、キースの持ち味を十分に発揮した演奏は、21世紀に向かって彼の新し

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