2000年代に入ると、Jay-Zに才能を見出されプロデューサーとしてロッカフェラ・レコード(Roc-a-Fella Records)と契約を結ぶ。2001年、ジャクソン5の代表曲である「帰ってほしいの(I Want You Back)」を大胆にサンプリングしたJay-Zの「Izzo (H.O.V.A.)」をプロデュースし、全米8位のヒットを記録する。プロデューサーとして5曲提供したJay-Zのアルバム『The Blueprint』は音楽メディアに2000年代の名盤の一つに選ばれるなど大成功をおさめ、カニエはトッププロデューサーとしての階段を駆け上ることになる。プロデュース業が忙しくなったカニエは大学を中退した(後にアルバムのタイトルになる→『The College Dropout』)。