1969年にフランク・ザッパに触発されて、前身である「ホワイト・クローヴァー・バンド」が結成される。しばらくはメンバーチェンジを繰り返しながら活動していたが、1972年ごろにフィル・イハートがイギリスに音楽留学へと行った際、全盛期のプログレッシブ・ロックを目の当たりにし衝撃を受ける。その後、1974年にメジャー・デビューを果たす。同年中に1stアルバム『Kansas』と2ndアルバム『Song for America』を発表。翌年には3枚目のアルバム『Masque(仮面劇)』を発表した。これら3枚はいずれも最終的にゴールド・ディスクを獲得している。
1976年には『Leftoverture(永遠の序曲)』を発表。「Carry On Wayward Son(伝承)」のシングル・ヒットも生まれ、アルバムは同年中に100万枚、1995年までに400万枚を売る大ヒットとなった。
1977年発表の『Point Of Know Return(暗黒への曳航)』からは「Dust In The Wind(すべては風の中に)」が大ヒットし、アルバムそのものも同年中に100万枚、1995年までに400万枚に到達している。