第2飛行団戦闘機写真集　LeR2 フィンランド航空戦史 1

１９３９年、フィンランド空軍「第２飛行団」の若きパイロットたちは、決して一流とはいえない戦闘機に搭乗して、祖国防衛のためにソ連の大航空兵力を迎え撃った。物量面の圧倒的な不利をくつがえさんばかりの敢闘、そして奇跡的な大戦果。多くのエースを輩出し、北欧の空を守り抜いた「第２飛行団」の輝かしい戦歴を、北欧航空史研究の権威である著者が収集した貴重な写真によって、編成初期から大戦終結まで余さず追跡する。写真２４４点（オリジナル・ネガからのプリント多数）、三面図＆カラー側面図３２点収録。

目次 : １９３９〜１９４０年（冬戦争）/ １９４１（フィンランドの攻勢１９４１年/ レンドリース機との戦い）/ １９４２〜１９５２年（新しい編成/ 終わらない戦争/ 戦争最後の年）

【著者紹介】
カリ・ステンマン : カレヴィ・ケスキネン氏とともにフィンランド空軍研究の第一人者として知られる。フィンランド空軍機とパイロットの記録を克明に調査し、ケスキネン氏と共同で１９７０年ごろから３０冊以上に及ぶフィンランド空軍関連の著作（小社、世界の戦闘機エース４「第二次大戦のフィンランド空軍エース」を含む）を発表。フィンランド国内はもちろん、海外においても高い評価を得ている

カレヴィ・ケスキネン : フィンランド国防省に勤務ののちフィンランド空軍史の研究家となり、第二次大戦前から終戦時までの写真資料を収集する。カリ・ステンマン氏と共著で発表した、『フィンランド空軍史』をはじめとする数多くの著作は、ふたりの粘り強い調査と搭乗員本人への取材の積み重ねから生まれたものである

斎木伸生 : １９６０年１２月５日生。東京都出身。早稲田大学政治経済学部博士課程修了。外交史と安全保障を研究、ソ連・フィンランド関係とフィンランドの安全保障政策が専門。現在は軍事評論家として、取材、執筆活動を行っている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）