500 Volts Of Dub

ジャマイカきっての実力派、人気ヴォーカリストだったジョン・ホルトのヒットアルバムシリーズ「1000/2000/3000 Volts of Holt」の3作からの楽曲をダブワイズした、極上の心地よさの好盤！

ジョン・ホルトは、ジャマイカのシンガーで、何をやらせても素晴らしいシンガーの代表格だ。ヴォーカル・グループ、The Paragonsに1965年にLeroy Stampに代わる形で加わり、「Tide Is High」、「On The Beach」、「Wear You To The Ball」など多くのヒット曲を歌った。そして、カバーの名手としても知られるジョン・ホルトは、ポップ、ラバーズ、ソウル、そして、見過ごされがちがだが、ルーツの時期もある。

1947年にキングトン生まれのジョン・ホルトは、子供のときから神童といわれ、ジャマイカでVera Johnsによって行われた大きなヴォーカル・コンテストでも注目された。1963年にLeslie KongのBeverleysレーベルよりからファースト・シングル「I Cried A Tear / Forever I'll Stay」をリリース。また、Alton Ellisとの「Rum Bumper」など、様々なデュエット曲も残した。1965年から1970年は、ジョン・ホルトのParagonsと平行して、ソロとしても「Fancy Make Up」、「A Love I Can Feel」、「Let's Build Our Dreams」など多くのヒット曲を生んだ時期。そして、70年代前半は、プロデューサーBunny Leeとのコンビで、1972年のジャマイカでの大ヒット「Stick By Me」など、ヒットを生んでった。アルバムは「1000 Volts of John Holt」、「2000 Volts of John Holt」、「3000 Volts of John Holt」とヒットシリーズとなった。そして、Tony Ashfieldとの「Sweetening」などとともにUK、ヨーロッパを席巻していった。特に、1974年「Help Me Make it Through The Night」はクリスマス・ヒットとなった。 今作は、ホルトの素晴らしいヴォーカルが堪能できるこの時期の楽曲をコンピレーション。