じっくりと練られたデビューへの布石
しかしそこからデビューまでの道のりは長く、2年4ヶ月もの歳月をかけて、じっくりとアルバムを制作していくこととなる。さらにデビュー前、‘99年2月より98 Degreesの北米ツアーのオープニング・アクトとして60公演をこなす。同じ頃、アメリカの人気TVドラマ『ドーソンズ・クリーク』にジェシカの曲”Did You Ever Love Somebody”が使われ、大ヒットを記録したサントラ盤にも収録された。同年夏には、全米8大都市でパフォーマンスを披露し、素晴らしいヴォーカル・ワークで業界関係者の度肝を抜く。さらに10月からはリッキー・マーティンの全米ツアーに同行、アリーナ級の会場で超満員の観衆を拍手喝采させる。9月末にようやくリリースされたデビュー・シングル”I Wanna Love You Forever”はじりじりとチャートを上昇、ついにビルボード・チャート5週連続総合3位、同セールス・チャートではなんと6週連続1位を独走。プラチナ(100万枚)を超える売上を達成して、一躍注目の的となった。