Jessica Simpson

Jessica Simpson (ジェシカシンプソン) プロフィール

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マスケティアーズにはなれなかったけど、シンガーの夢を見つける
1980年7月10日、テキサス州ダラス生まれ。教会の牧師をしていた父親の影響で、小さい頃から教会でゴスペルを歌い、歌のスキルを磨く。ラジオから流れてくる音楽に合わせて歌うのが大好きで、尊敬するアーティストはセリーヌ・ディオンホイットニー・ヒューストンマライア・キャリートニ・ブラクストンなど。12歳の時、有名なミッキー・マウス・クラブ(ブリトニー・スピアーズクリスティーナ・アギレラジャスティン・テンバーレイクなどを輩出した人気番組)のオーディションを受け、最終審査まで残ったものの、そこで緊張のあまりしくじって落選したという過去も。しかしまだ幼い頃のこの失敗により、ジェシカは自分のシンガーへの夢をより強く自覚し、その夢に向かって真剣に努力を続けるようになる。

逆境をバネにクリスチャン・ミュージック界のスターに
13歳のとき、小さなゴスペル・レーベルと契約してアルバム制作にとりかかるが、3年後不運なことにレーベルが閉鎖に。しかしジェシカは夢を捨てず、出来上がった曲を手にクリスチャンの集会を回り始めた。自費制作のレコードを、父親の説教のあとにパフォーマンスして手売りするという地道な活動を全米中で続けたのだ。あっという間にクリスチャン・ミュージックの世界で評判となり、時には大御所カーク・フランクリンゴッズ・プロパティシーシー・ワイナンズらとステージを共にするまでになる。

トミー・モトーラと運命の出会い−シンデレラ・ストーリーの始まり
さらに噂はポップ・ミュージック界にも飛び火、争奪戦の末、ジェシカはあのマライア・キャリーを発掘したことでも有名な(元)ソニー・ミュージックCEO、トミー・モトーラのオフィスでオーディションを受ける。彼は一瞬のうちにジェシカの持つ素晴らしい素質と才能を見抜き、即刻契約。『君は君自身の心と音楽のパワーで、これからの世界を変えていくんだ』と感激するジェシカに言葉をかけたという。「自分の信念と、自分のヴォーカルをより多くの人に聴いてもらうためには、クリスチャン・ミュージックの枠を越えてポップ・ミュージックの世界に入ることが必要だと感じたの。だから迷いはまったくなかったわ」とジェシカは語る。‘97年のことだった。

じっくりと練られたデビューへの布石
しかしそこからデビューまでの道のりは長く、2年4ヶ月もの歳月をかけて、じっくりとアルバムを制作していくこととなる。さらにデビュー前、‘99年2月より98 Degreesの北米ツアーのオープニング・アクトとして60公演をこなす。同じ頃、アメリカの人気TVドラマ『ドーソンズ・クリーク』にジェシカの曲”Did You Ever Love Somebody”が使われ、大ヒットを記録したサントラ盤にも収録された。同年夏には、全米8大都市でパフォーマンスを披露し、素晴らしいヴォーカル・ワークで業界関係者の度肝を抜く。さらに10月からはリッキー・マーティンの全米ツアーに同行、アリーナ級の会場で超満員の観衆を拍手喝采させる。9月末にようやくリリースされたデビュー・シングル”I Wanna Love You Forever”はじりじりとチャートを上昇、ついにビルボード・チャート5週連続総合3位、同セールス・チャートではなんと6週連続1位を独走。プラチナ(100万枚)を超える売上を達成して、一躍注目の的となった。

ファースト・アルバムとセカンド・アルバム
北米では‘99年11月、日本では2000年1月にリリースされたデビュー・アルバム「Sweet Kisses」は発売と同時に絶好調の売上を記録。アメリカではダブル・プラチナ(200万枚)突破、全世界でのシングル/アルバムの売上げは400万枚に達している。ティーン誌を中心に数十誌もの雑誌のカヴァーを飾り、2000年度アメリカン・ミュージック・アワード、ブロックバスター・アワードでは共に新人賞にノミネート。それからわずか1年でリリースされたセカンド・アルバム「イレジスタブル」は“バラードのジェシカ”のイメージを払拭させるアップテンポなトラック“イレジスタブル”で幕を開け、新たなジェシカの魅力をアピール。アルバムは初登場6位を記録する大ヒットとなった。

純潔を守って、セレブ・マダムに
プライベートでも、98 Degreesニック・ラシェイとハッピーかつオープンな交際を続けながら、「結婚するまではあえて貞淑を守り抜く」発言が話題を呼び、ティーン世代の新しいロール・モデルとして多くの支持を集めた。そして2002年10月26日、「出会った瞬間に、結婚したい男性だと思った」という予感通りジェシカ・シンプソンとニック・ラシェイは結婚。二人の故郷であるテキサスで挙式。ヴェラ・ウォンによる特注のウェディング・ドレス、ハリー・ウィンストンの10.9カラットのダイアモンド・ヘッドバンドなど微細に至るまで、その模様は“セレブリティ・ウェディング”としてTV、雑誌などで大々的に報じられ、21世紀のスター・カップルが誕生した。

楽曲制作に深く関わった、自分らしいアルバム
そんな幸せいっぱいのジェシカから、待望のサード・アルバムが届けられた。「前作はレコード会社が私をブリトニー・スピアーズにしようとして、私もそれに従ったわ。でもうまく行かなかった」と言うように、前作はとはうってかわった、有る意味ジェシカらしさの良く出る、メロディーの美しいミッド〜スロー・テンポの楽曲が中心となっている。更に前作で楽曲制作には全く関わらなかったジェシカが、今回はほぼ全曲に関わっていることも興味深い:「今回はライター達の気持ちじゃなくて、私の思いを歌うから、レコーディングも早く進んだわ。だって歌うべき事がもう分かっているから。だから今までで一番誇りに思えるアルバムになったわ。でも成功するか失敗するかも全て私にかかっていると思うと、怖くもあるわ(笑)」

テーマは愛 ― 愛される女ジェシカ
「今回のアルバムのテーマは愛ね。愛している状態、気持ち、幸福…ハッピーでポジティヴな曲ばかりよ。」というジェシカ。ファースト・シングルは“スウィーテスト・シン(=甘い罪)”と銘打たれ、“バラードの女王”ダイアン・ウォーレン(エアロスミス“ミス・ア・シング”、セリーヌ・ディオン“ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー”など)作、リック・ウェイク(ジェニファー・ロペスなど)プロデュースの作品で、愛する人と始めて結ばれたときの喜びを歌っている。「結婚した今だから言えるわ。この素晴らしい経験はニック以外の誰とも共有しなくて良かった。」(ジェシカ)さらにアルバム・タイトルの「イン・ディス・スキン」は“このままの私(=In This Skin)で私は美しい、私は幸せ”というまさにジェシカの今の気持ちが込められている。「メーク無しで、ポニーテールに髪をまとめて、Tシャツとジーンズだけの私でも愛してくれる人がいるから、以前よりも自分に自信が持てるようになったの」

音楽だけにとどまらない活躍の場
さらに今回のアルバムにあわせて、主人であるニックソロ・デビュー作も同時発売(日本盤は8月13日予定)、そして二人の新婚生活を描く“新婚夫婦版オズボーンス”ともいえるリアリティー・ショー “The Newlyweds”のオンエアーもMTVで開始される。そして米人気TV番組 “That 70’s Show” に出演も果たしたジェシカ、今度は映画にも出演が決定しており、今後ますますの活躍が期待されている。

(Sony Musicサイトより)

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