James Newton Howard

James Newton Howard (ジェームズ・ニュートン・ハワード) プロフィール

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ジェームス・ニュートン・ハワードと言えば、今やハリウッドの第一線で活躍する人気作曲家。過去には、世界的なキーボーディストとして君臨。さらには、イエスカンザスキング・クリムゾンジェネシスハリー・ニルソンカーリー・サイモン...まだまだ、エルトン・ジョンダイアナ・ロスリンゴ・スターオリヴィア・ニュートン・ジョンチャカ・カーン...らのプロデュースやアレンジ業で、ポップス音楽史においても、その名を残しています。

そんなハワードが映画音楽家へと転向したのは、1980年代に入ってから。ゲイリー・マーシャル監督による、永遠のシンデレラ・ストーリー”プリティー・ウーマン”を1990年に手掛け、その翌年、”サウス・キャロライナ・愛と追憶の彼方”と1993年の"逃亡者"、97年の”ベスト・フレンズ・ウェディング”ではオスカーにノミネート。他、これまでにアカデミー賞にノミネートされた回数は何と5回!さらには、日本でも放映された超人気海外ドラマ”ER”でもエミー賞にノミネート。

ハワードは、映画音楽家としても成功を手に入れたのです。そして、最新作は”ダイナソー”。今や、ディズニーが3億ドルもの制作費をかけた超大作を手掛けるまでの作曲家へとなっていったのです。
それでは、生い立ちから、手掛けた作品について触れてゆきます。

1951年 6月9日生まれ。ジェームス・ニュートン・ハワードは、4歳の頃からクラシック・ピアノを学ぶ。ハワードは、1930年代から40年代にピッツバーク交響楽団でヴァイオリニスト/コンサートマスターとして活躍していた彼の祖母に、よく弾いてみせたという。ハワードは、USC音楽スクールへ入学し、その後、サンタ・バーバラにある音楽アカデミーへ、Leon FleischerやReginald Stewartらと通い、Marty Paichに師事。

大学を卒業後はハリー・ニルソンや、ダイアナ・ロスリンゴ・スターなどのセッション・ミュージシャンとしてライヴに参加したり、バンド活動をを続け頭角を現していきました。1975年には、エルトン・ジョンのバンドの正式メンバーとして迎えられ、その後、1980年1986年のコンサート・ツアーにも同行しています。

また、キーボーディストとしてだけでなく、ハワードは、シェールアース・ウィンド&ファイヤーリッキー・リー・ジョーンズオリヴィア・ニュートン・ジョンロッド・スチュワートバーブラ・ストライサンドトトetc...など、シンガー・ソングライター/プロデューサー/アレンジャーとして数多くのアーティストらのヒットに貢献しています。

映画音楽家としてのデビュー作品は、1986年の”ワイルド・キャッツ”。以後これまでに60作品強ものスコアを担当、単純計算すると、この16年に60作品ですから、年間4本位でしょうか。水を得た魚のように、ハワードは、意欲的に制作に取り組む。”800万人の死にざま”、”プロミス・ランド”、”ノーバディーズ・フール”、”メジャー・リーグ”と、80年代の作品は大ヒットには及ばなかったものの、映画音楽家として、注目されるような存在になっていき、1990年の”プリティー・ウーマン”が全世界でブームとなり、ハワードの音楽が多くの人に知れ渡るきっかけとなったのです。

そしてその翌年の1991年、”サウス・キャロライナ・愛と追憶の彼方”を制作。1曲目に収録されているメイン・タイトルは、中堅作曲家(当時)が描いたとは思えない程の、温もりのある、豊かで美しいメロディーを描いたのです。「美しい旋律」というのはスコアにおいて重要なのは勿論の事で、ジェームズ・オーナーダニー・エルフマンレイチェル・ポートマン...などなど、そういった素晴らしい曲を描く、80年代に頭角を現した作曲家も多くおりますが、ハワードの作り出す音楽は、「美しい旋律」だけでなく、聴いているだけで温度が伝わってくるような人間味のある豊かなサウンドのような気がします...。余談はさておき、お次へ進みます。

1993年の”逃亡者”でも、スリリングなスコアを展開させ、96年の”素晴らしき日”では持ち前の、温かかものあるサウンドで、アカデミーにノミネートされています。ラヴ・コメディーから、サスペンス、クライム、どんなジャンルの映画においても、ハワードのカラーを出し、映像に華を添える...という、映画音楽家においての「いい仕事」を完璧にこなしていることが分かるのではないでしょうか。1990年代後半から、その才能は更に開花、”ポストマン””ベスト・フレンズ・ウェディング””ダンテズ・ピーク”、99年は、”ヒマラヤ杉に降る雪””シックス・センス””プリティ・ブライド”、”Mumford”(日本未公開)と、その完成度の高さと制作の早さに圧巻させられます。

そして2000年には、先ごろリリースされ、絶好調なセールスとなっている”ヴァーティカル・リミット””アンブレイカブル”と続き、2000年末に日本でも公開される”ダイナソー”を制作。最先端コンピューター・テクノロジーとデジタル加工による、実写映像の融合が生むハイパー・リアルな映像世界!と、公開前から映像美が話題を呼んでいますが、スコアも、最高峰と断言!したくなるほどの傑作!ハンス・ジマー”ライオン・キング”を彷彿とさせる、アフリカのルーツ・ミュージックを意識したサウンドが映像のダイナミックさを強調させています。この作品で、更に音楽の依頼が殺到しそうです。

作品数が多いため、全作品に触れることが出来ませんでしたが、上記で挙げた他作品も佳作揃いです。”ダイナソー”をきっかけに、少しでもジェームス・ニュートン・ハワード作品を聴いて頂ければ幸いです。

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