CDタイトルは、Strauss co.(「シュトラウス会社」？）です。その辺の洒落っ気はなんともいえないものがありますが、Art of Brass の名前は伊達ではない。 こんなにわくわくさせてくれる演奏は他になかなかありません。

曲目リストもなく、講評もないこのレコードを買ったのは、全くの偶然でした。楽器の構成から、ＰＪＥのようなアンサンプルを期待してＣＤのボタンを押したとたんに流れてきたのは、全くウィーンの音そのものの「蝙蝠」でした。しかも、その音たるや、一糸乱れぬ・・・、とか、絶妙の・・・といった形容を遙かに超えるものでした。ＰＪＥに代表されるようなブラス通の好む音というよりも、緻密なオーケストレイション、いわば５人のフルオーケストラといった感じでしょうか。あとは、聴くしかありません。ＨＭＶさんには、是非ともサンプルサウンド