図説 世界の歴史 2 古代ギリシアとアジアの文明

J.M.ロバーツ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784422202426
ISBN 10 : 4422202421
フォーマット
出版社
発行年月
2003年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,276p

内容詳細

古代ギリシア文明の登場。そこには2千年後に開花する近代文明の萌芽が全て含まれていた。古代インド文明、古代中国文明の起源とともに詳述する。世界史研究の最高権威が語りおろす人類の歴史物語第2弾。

【著者紹介】
J.M.ロバーツ : 1928年生まれ。元サザンプトン大学副学長。現代における世界史研究の第一人者

桜井万里子 : 1943年生まれ。東京大学教授

月森左知 : 1948年生まれ。福岡女子大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • skunk_c さん

    再読。イギリスの学者らしく、ギリシア文明に半分以上のページを割いている。もちろんその長短をきちんと評価し、特に哲学・思想の部分での「演繹中心で実証を軽視した思考」が後の中世の硬直した思考に繋がるとの指摘はさすが。他社会の影響を重視する著者なので、インドの扱いは妥当と思うが、中国、特に儒教(儒学)の影響については、これもその後の歴史を考えるとマイナス面を含め影響力大なのでは?やはりこの辺は言語的理解の問題かと。日本では漢字が理解できる分直接中国思想に触れられるが、欧米の場合一度翻訳を通すのでぼやけるのかな。

  • かんがく さん

    第二巻は前巻で記述のなかった古代文明とギリシアを扱う。中国、インドについては西洋人の筆者と違って私にとっては馴染みがあるので流し読み。ギリシアについては哲学、科学、芸術、そして民主政など現代に与えた影響が極めて多いため詳細に記述されている。ギリシアで芽生えた合理的な考えが、ヘレニズム世界を経て衰退するという流れ。

  • syota さん

    著者のギリシア文明に対する肩入れぶりが際立っている。やはり西洋人にとってギリシアは別格なのか、説明に力がこもる。同じギリシアでも年代や地域によって政治体制、社会状況、民心が異なっていて、百家争鳴の哲学者達も、自分が生きた時代の状況に対応して思索を深めていたことなど、教えられたことが多い。ただ礼賛一辺倒ではなく「実験によって検証するのではなく、広範な現象を説明できそうなもっともらしい理論の構築に力を注いだこと(天動説など)−それこそがギリシア思想のもつ最大の欠点だった」と冷静な批判も。

  • ıɯɐɯɐ ̄oʇɐs さん

    インド・中国文明と古代ギリシア文明の巻。ハイライトはギリシア文明■その文化を受け継ぐヨーロッパ諸国を手本にしてきた日本人。ギリシア神話などは親しみを感じます。アリとキリギリスやウサギとカメで有名な「イソップ物語」の作者は紀元前6世紀ごろのギリシアの奴隷です。■印象に残ったのはこの時代以降、社会制度や宗教が文明から切り離されたという見方です。人間が「いかに命を繋ぐか」という問題から、国や社会についての考え方が深まった時代のように感じました。「ギリシア文明」というテーマの他の本を手に取ってみようと思います。

  • tieckP(ティークP) さん

    シリーズ中ではさほど特徴のない巻である。ロバーツの魅力は、資料が少ない場合や多すぎる場合に最適な取捨選択ができるところにあるのだが、古代ギリシアは、相対的に見て「こう説明する」という正解が定まっている文明なので(だからこそ政治学や哲学や文学で説明のモデルとして重視されている)、ロバーツがいつも通り手堅く説明すればそれは既存の概説書と近い内容になる。他の巻と違って監修の桜井氏がロバーツの手腕を褒めるよりもっぱら古代ギリシアの特質について説明しているのもこの表れである。もちろん本書も良い概説書である。

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J.M.ロバーツ

1928年生まれ。元サザンプトン大学副学長。1976年に『世界の歴史』を刊行し、大好評を博して以降、26年間にわたって改訂をつづけている。現代における世界史研究の第一人者

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