J・A・シーザー黙示録

J・A・シーザー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784903883113
ISBN 10 : 4903883116
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
286p;21

内容詳細

J・A・シーザー初の自伝の書

寺山修司というひとりの作家のモチーフを30年上演し続けるとは、ただただ嬉しい。世界でも類がないのではないか。シーザーという人の頭の中、心の中を解体できるものなら、見てみたいものである。宇野亜喜良


はじめに

これは、我多史の本である。

手帳や失敗したコピー用紙、広告やチラシなどの裏や、枕元やトイレに置かれたノートに殴り書きされた思いつきや記憶という、ほとんどあてにならないメモ(誰かが言った言葉や何の気なしに耳に入ってきた言葉も含め)を、ほとんど手直しなしでまとめてみた。エッセイ風なもの、マムブル語録風なものを順不同、日付なしで。

完成のないジグソー・パズル、字が埋まることのないクロス・ワード、上がりのない双六、幻の蒸気機関車の時刻表、嘘という真実の書かれた駅の伝言板といった造語。造文。体語。体文。自分状況状態語。環境状況状態語。

確かなのは1970年から2013年あたりまでのものということだ。これらは、記述という行為で点描されたわたしの地図であり、脳裏に刺青されたわたしの肖像史である。


【はじめに】
【第1章】
わたし黙示録
自伝・エッセイノート

【第2章】
運命黙示録
ルビコン川を渡れ

【第3章】
演劇黙示録I
演劇実験室○天井桟敷篇

【第4章】
演劇黙示録II
演劇実験室○万有引力篇

【第5章】
音楽黙示録

【第6章】
忘備黙示録
身体のあちこちに書かれた演劇メモ

著者について
J・A・シーザー
寺山修司の「演劇実験室・天井桟敷」の音楽、後期共同演出を担当。作詞家、演出家として、演劇実験室○万有引力を主宰。アニメ『少女革命ウテナ』への楽曲提供や愛知万博「愛・地球博」で瀬戸日本館の「一粒の種」演出など、近年はコンサートも精力的に行っている。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • crazy cool joe さん

    シーザーの半生記的な本。J.A.シーザーの世界とかぶるところもあったけどこっちは本当に断片的なメモや歌詞やインタビューなどいろんな要素が散りばめられている。本としては読みにくいけどJ.A.シーザーや天井桟敷、そして寺山修司そのあたりの雰囲気というか空気感が感じられる。自分も舞台やってたけど未だに商業ベースでない演劇で第一線で活躍している彼はすごいと思う。これからも感動を通り越した衝撃を届け続けてほしい。

  • あーしぇ さん

    読了。修司兄い様宛の直筆手紙が美しい恋文のよう…(涙)。紙面に鏤められた言葉から、シーザーの音が聞こえてくるから不思議である。

  • monado さん

    人によっては異様な(シーザーファンにはおなじみの)魔術的言語によって綴られた自分史。散りばめられた断章もレイアウトも凝っていてすばらしい。ほとんど寺山修司へのラブレターとも思える回想に、その想いの深さを知る。

  • santiago さん

    シーザーの頭の中を覗きみてDazed and Confused

  • 近江マイコ さん

    シーザーも充分に凄いが寺山修司の偉大さも同時に見せつけられた。

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