ティラン・ロ・ブラン 2 岩波文庫

J.マルトゥレイ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003273821
ISBN 10 : 4003273826
フォーマット
出版社
発行年月
2016年11月
日本
追加情報
:
499p;15

内容詳細

ロードス島の勝利により武名が地中海全域に知れ渡ったティランのもとに、スルタンとグラン・トゥルクの軍勢に脅かされているギリシャ帝国皇帝から救援の依頼がとどく。帝都に到着したティランは王女カルマジーナのあまりの美しさに一目惚れし…。

目次 : コンスタンチノープルの皇帝がシチリア王に宛てた書状。/ ティランがコンスタンチノープルに赴いて皇帝を救ってくれるよう、シチリア王は自らの希望として、また、皇帝になり代わっていかに懇願したか。/ ティランはいかにコンスタンチノープルに到着し、皇帝はティランに何と言ったか。/ 皇帝の娘を見て、ティランの心はいかに愛の女神ビーナスの矢に射抜かれたか。/ 恋の罠にはまったティランにディアフェブスがかけた慰めのことば。/ ティランの愛の嘆き。/ 恋についてディアフェブスがティランにした忠告。/ 皇帝が会議でティランに対して行った提案。/ 御前会議においてティランは皇帝にいかなる返答をしたか。/ 悪しきキリスト教徒である騎士に対し、皇帝が会議の席上で述べたこと。〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • のっち♬ さん

    スルタンとグラン・トゥルクの軍勢に脅かされるギリシャ帝国皇帝の救援要請で帝都へ到着したティランは美しき皇女に一目惚れする。2巻では騎士道小説に欠かせない恋愛要素が盛り込まれるが、ティランの喜怒哀楽が忙しなく発現する対話はちょっとくどい。彼女の肌着を鎧の上から羽織って皇帝を戸惑わせるシュールな光景も印象的。ティランに嫉妬し、味方の立場を利用して戦場で様々な陰謀を仕掛けてくるマケドニア公爵の執念もストーリーを大いに盛り上げている。この卑劣さは、敵対関係を超えた助言をしてくれるスルタンの使節の善良さとは好対照。

  • 記憶喪失した男 さん

    第二巻からはギリシャ帝国篇である。ギリシャ帝国のためにティランは戦う。二巻には三度の戦闘があり、どれもちょっと変わった趣向を凝らしたものだ。文章に無駄がなく、素晴らしい名作だ。この物語は心を打つ。中世騎士道物語を知りたい人は必読だ。現代のファンタジー小説と比べても、まったく負けていない面白さだ。

  • TomohikoYoshida さん

    第2巻では、シチリア王の願いで、ギリシャ皇帝に仕えることになったティラン。ギリシャを攻めるトルコ軍との戦いと、ギリシャの皇女との恋の物語。戦いの場では勇敢で機転の効くティランだが、恋のほうは小説の主人公にしては随分とドン臭い。それがまた魅力でもある。恋の要素が入って、物語はますます面白さを増している。

  • えふのらん さん

    相変わらずティラン無双。そして野蛮。平等、慈悲の精神が大事だと皆言ってるし、ティランも見せ場ではそのように振舞ってはいる……けれど、ノッている時は追い詰めた上で殺しまくるし後ろから刺すし火責めのような計略も用いる。(そういう記述は目立たないように短く書いてある)そもそも騎士道という概念は封建下のものだから内側の論理に凝り固まってしまうのは仕方がないのかもしれない。それならそれでヤクザ的な体質ももっと広まってほしいな。

  • gibbelin さん

    『<愛は報われる>という植物の汁で「しかし、私に報いはない」という文言を染めぬいた旗印』とかの細部がいい。アブダラー・ソロモンが好き。

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