『処女そして娼婦−バッハとピアソラ』
グロルヴィーゲン(バンドネオン)
ペール・アルネ・グロルヴィーゲンは、イプセンの戯曲「ペール・ギュント」の主人公ペールが老人(山の王)と出会ったドヴレ山地方の生まれ。ノルウェーとヨーロッパを代表するバンドネオン奏者です。オスロの国立音楽アカデミーから、パリに留学。地下鉄で街頭演奏して手にした小銭で家賃を払う生活を送りながら、リカルド・ガリアーノの下でアコーディオンを学びました。アルゼンチンの奏者ファン・ホセ・モサリーニとの出逢いがきっかけとなり、バンドネオンを演奏するようになりました。ギドン・クレーメルは、「ペール・アルネに自分と同じ魂を感じる」と語り、グロルヴィーゲンとの共演を重ねてきています。
「処女そして娼婦」。教会の存在を意識させるバッハの音楽と、アルゼンチンの売春宿で娼婦たちの弾いたバンドネオンを想わせるピアソラの音楽を演奏、バンドネオンという楽器の魅力と可能性を違った角度から探っていきます。(キングインターナショナル)
・J.S.バッハ/グロルヴィーゲン編:前奏曲イ短調 BWV865
・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番〜アダージョによるバンドネオン即興
・ピアソラ/グロルヴィーゲン編:タンゴの歴史
・J.S.バッハ/グロルヴィーゲン編:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番〜アダージョ
・ピアソラ/グロルヴィーゲンほか編:4つのタンゴ
・ピアソラ/グロルヴィーゲンほか編:エスクアロ
・ピアソラ/グロルヴィーゲンほか編:悪魔のロマンス
・ピアソラ/グロルヴィーゲンほか編:バルダリート
・ピアソラ/グロルヴィーゲンほか編:アレグロ・タンガービレ
・J.S.バッハ/グロルヴィーゲン編:フーガ イ短調 BWV865
ペール・アルネ・グロルヴィーゲン(バンドネオン)
スヴァイヌング・リレビェルカ(ヴァイオリン)
アルヌルヴ・バルホルン(ダブルベース)
録音:2007年、オスロ、レインボー・スタジオ