エンベディング 未来の文学

I.ワトスン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336045676
ISBN 10 : 4336045674
フォーマット
出版社
発行年月
2004年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,353p

内容詳細

アマゾンの熱狂、異星人とのコンタクト、そして言語と世界認識の変革をめぐるサイケデリック・ヴィジョン。鬼才イアン・ワトスンのデビュー作にして異色の言語学SF。最優秀SF賞アポロ賞、シクラス賞受賞作。

【著者紹介】
イアン・ワトスン : 1943年イギリス生まれ。65年、オックスフォード大学で英文学修士号を取得後、東アフリカ大学・東京教育大学などで教職につく。69年、短篇“Roof Garden Under‐Saturn”でデビュー(「ニュー・ワールズ」誌掲載)。73年に発表した長篇第一作『エンベディング』で各紙の絶賛を浴び、74年度ジョン・W・キャンベル賞第二席、75年度アポロ賞(フランス)、シクラス賞(スペイン)を受賞する。84年、ファンタジー「黒き流れ」三部作(東京創元社)を刊行後、ファンタジー・ホラーのジャンルでも活躍。90年、S.キューブリックのために『A.I.』の映画用ストーリーを執筆(01年にS.スピルバーグによって映画化)

山形浩生 : 1964年東京生まれ。東京大学工学系研究科都市工学専攻、マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手シンクタンクで地域開発やODA関連調査のかたわら、翻訳、執筆活動を行なう。プロジェクト杉田玄白主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かわうそ さん

    埋め込み言語という、文章での表現が極めて困難なテーマだけに説明不足(不能?)な部分は多々あるし、後半かなり駆け足で小説としての完成度には疑問があるものの、とにもかくにもこの斬新なネタをまとめあげた豪腕には拍手。訳者あとがきが辛辣で笑った。

  • プロムナード さん

    アイデアは面白いんだけど物語に組み立てられるほどの構成力がないのが残念。人工言語による教育やブラジル原住民の特殊言語の話、どれもワクワクする発想でみなぎってるんだけど、それを充分に表現できないままに誤魔化して終わらせすぎ。異星人の話にいたってはあまりにひどくて呆然。アイデアにある勢いも構成や表現のひどさも全部含めて、デビュー作らしいとは思います。山形浩生のあとがきのぶっちゃけぶりには、訳したあなたがそれを言っちゃいますかと突っ込みたい。面白いけど。

  • 斑入り山吹 さん

    いろんな意味でキョーレツであった。まず1973年に書かれた、という古さ。いやあ訳者山形氏のあとがきがよく書けている。そう、そんなかんじ!誉めていいのか貶してらいいのか、うーん、両方ね。それでもこれは読み継いでもいい何ともインパクトのある話なのだ。イアン・ワトスン?とか思っていたけれど、そういう話をちゃんと収める国書刊行会の選眼はすごい。気付けば国書刊行会の未来の文学シリーズ、けっこう貯まった。ディレイニーとかジーン・ウルフは外せないし、どこかで目があったら絶対に連れて帰ろう!(定価で買わんのか!?)

  • Ai さん

    登場人物たちが、終盤に向かって投げやりになってく様が、読み手の気持ちとリンクしてました(笑)。宇宙人は出て来なくてもよかったのでは…。

  • きゅー さん

    これが1973年に書かれていたとは驚きの一言。斬新なアイデアに古さを感じなかった。埋め込み(Embedding)言語という媒体を用いて話が進みながら、ついには異星人まで出てきてしまうというむちゃぶりだけど、かなり興奮する内容だった。しかし序盤は話についていくのがきつい。彼の作品は難解だと評されているようだけど、説明不足もあるのかと感じた。処女作らしくパワーとアイデアが随所に感じられて楽しめた。

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