1975年9月アイルランド・ダブリン録音。
ジャケットが表も裏も素晴らしくも面白いです。表には、天使が奏でるハープ(アイルランドの国章)に「ケルティック・クロス」が彫ってあります。
さり気なさも彼ららしいです。
1曲目”Rug Muire Mac Do Dhia(Mary Bore A Son To God)”については、ジャケット裏面によりますと、「ゲール語で書かれた伝統的なキャロルを中世風にアレンジした」との表記があります。
何とも牧歌的でもあり、自然の尊さにも感謝したくなるような有難い音楽です。
同じ75年9月には、Jethro Tullが、Alubum”Minstrel in the Gallery, 天井桟敷の吟遊詩人”をリリースしました。
アコースティック楽器とフルートやちょっとしたアクセントを付ける楽器の導入など、また「トラッド(北欧、欧州大陸、英国、アイルランド等)」への回帰という点で共通項があるようです。
Horslipsの1st-albumを聴きまして、その虜となりました。
このアルバムは、クリスマス・アルバムとはなっていますが、何もシーズンに拘ることなく、気軽に聞くことができます。
地味ながらも、商業的にならず、着実な音楽活動を続けた素晴らしいグループです。
小生、CDを並べる際は、Jethro Tull,Van Morrison,The Chieftains,ZEP-3-4,Jordi Savallのケルト・シリーズ等の付近が背表紙としても調和すると思います。