リフはまあまあなんだけど、それ以前にスピード感が皆無なところが大減点。最早、このバンドはデスラッシュでもない・・・。CARNAL FORGEといいこのバンドといい、どうしてスピーディーなサウンドを捨て去るのだろうかが理解できない。

もうこのバンドも潮時。リフはカッコいいのに、いつ聴いてもスラッシュらしいスピード感に欠ける。ずっと聴き続けるのは無理ッスね。デスラッシュの未来はDEATHCHAINとDEW-SCENTEDに任せて、さっさと逝っちゃってください。

前作ほどではないがやはりヘイトスフィアらしい曲が揃っていてなかなかいいです。

DeathtripやSickness Withinみたいな「この一曲で死んでもいいっす！」ってのが無いです。 なんか勢いもないし、リフ作りに行き詰った感あり。

もはやデスラッシュ好きからは安心ブランドとなってるであろうHATESPHEREの4th。前作の重心の低いスラッシーかつヘヴィなリフに、2ndのメロディアスさを加味したような雰囲気だ。リフの即効性は前作に軍配が上がるが、聞き込むほどに出てくる中毒性、アルバム全体のまとまりが今作の魅力だ。例えばDIMENSION ZEROのようなガツンとくるインパクトは薄めだが、ザクザクザクザクとひたすらクランチーに刻まれるリフは病みつきになる。ボーカルも強力。

嵐のごとく突っ走る…手加減・容赦など全くない徹底振りには、ただ頭が下がる。やっぱり、Hatesphereは一味違うなぁ。

今作も迷うことなくメロディックデスラッシュ道を爆進しております。スラッシュらしいキレと引っ掛かりのあるメロディを程よくブレンドしたリフは相変わらずカッコイイ。曲の完成度、説得力はぐっとアップ。モダンでテクニカルなリズムもサラっとやってのける所もクールだ。CARNAL FORGEと共に新たな中堅スラッシュバンドとなり得る実力をもったバンドであると思う。

２ビートを主体にしたメロディックデスラッシュ。ギターソロがメロディアスで、リフはスラッシュメタルのザクザクした感じの印象的なリフ。メロディを導入しつつも攻撃的な印象を受けます。

デンマークより登場したHate Sphereも良いではないか!先日The Forsakenの激烈メタルを聴いて非常に興奮したが、ブルータルさを前面に押し出しながらも時よりメロディアスなフレーズを奏でるギターに涙!Kicking Aheadはアルバム収録曲の中で一番好きなものだが、楽曲に色々な工夫がなされていて新人とは思えなかった…Hate Sphereは今後侮れない存在になりそう…