音楽は対話である ニコラウス・アーノンクール著

Harnoncourt

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784870170766
ISBN 10 : 4870170760
フォーマット
発行年月
2006年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
共著・監修・編集など:那須田 務、本多 優之

内容詳細

ニコラウス・アーノンクールによる17、18世紀に聳える三人の作曲家、モンテヴェルディ、バッハ、モーツァルトについての論考を収録したエッセイ集である。


これらは主にアーノンクールがザルツブルグ大学を始として様々なところで行った講演や雑誌に掲載された記事などからなっている。


第一部
それぞれの作曲家の同年代の記録や、深い洞察力に支えられた総譜研究、そして何よりも豊富な演奏活動を通じて
当時の記譜法やテンポ、デュナーミク等の演奏習慣を解き明かしつつ、モンテヴェルディや、バッハ、モーツァルトの音楽を語っている。


第二部
音楽史上に燦然と輝く不朽の名作、すなわちモンテヴェルディの《オルフェオ》《ウリッセの帰還》《ポッペアの載冠》《聖母マリアの夕べの祈り》、
バッハの《ブランデンブルク協奏曲》《受難曲》《ミサ曲ロ短調》、モーツァルトの《イドメネオ》《レクイエム》等が扱われ、それぞれの作品論が展開される。


ここに取り上げられた偉大な作曲家や、その傑作を新たな視点から見つめ、新たな演奏解釈へと導いてくれる格好の書である。




【著者紹介】
ニコラウス・アーノンクール : 1929年ベルリン生まれ。グラーツで育ち、チェロをパウル・グリュンマー、ウィーンでエマヌエル・ブラベックに師事。1952年から1969年までウィーン交響楽団のチェロ奏者を務める。1953年にオリジナル楽器を用いてルネサンス・バロック音楽を演奏するウィーン・コンツェントゥス・ムジクスを組織、バッハ、モンテヴェルディをはじめとして多くの作品を演奏またレコーディングする。1975年からは、演出家のジャン・ピエール・ポネルとの共同作業により、チューリッヒ歌劇場でモンテヴェルディとモーツァルトのオペラを上演して大きな反響を呼ぶ

那須田務 : 1957年静岡県生まれ。洗足学園大学音楽学部器楽科卒業後渡独。ケルン音楽大学で古楽演奏を学び、さらにケルン大学にて音楽学科を修士修了(M.A.)。1989年に帰国してからは、音楽評論家として、音楽雑誌、新聞、CD解説などでCDおよびコンサート批評などの執筆活動を行なう。現在、レコード・アカデミー賞選定委員。日本ペンクラブ会員。洗足学園音楽大学および同大学院非常勤講師

本多優之 : 1955年東京生まれ。国立音楽大学楽理科、ケルン音楽大学指揮科卒業。指揮をフォルカー・ヴァンゲンハイムに師事。また、ニコラウス・アーノンクールから音楽的に大きな影響を受ける。これまでに、ハンブルク国立歌劇場オペラ・スタービレ、ベルリン現代オペラ・フェスティバル、モラヴィア・フィル、アンサンブル・ケルン、東京混声合唱団など数多くの演奏団体、ソリストと共演。また2001年より宮城学院女子大学音楽科講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • sou さん

    内容が濃くて読むのが大変でしたが、アーノンクールの古楽への想い、そしてオタクっぷりがあふれていて面白い本でした。そして、今まで自分が聴いてきたバッハやモーツァルトの演奏は実は普遍では無い、ではもともとはどうだったのか?と根底から揺らぐ刺激的な内容でした。楽器はその時代時代の理想的な響きと合致していたとか、バッハの復活上演では"モダンな"ロマン主義の様式に従って再演しようとしたとか。

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