Live Recordings From Pirmasens 1959 & Stuttgart 1960

オーストリア出身、ドイツで活躍したテナー・サックス奏者ハンス・コラーの貴重な未発表演奏が発掘されました。1959年のピルマゼンス及び60年のシュトゥットガルトでのライヴ・パフォーマンスが収められているのですが、いずれも南西ドイツ放送局に残されていたテープからのCD化です。

59年のステージは、フランスからマーシャル・ソラール、ミシェル・ドゥ・ヴィレール、ロジェ・ゲランの3人を迎えて行われたもので、6曲中2曲には渡欧中だったMJQのふたり、パーシー・ヒースとコニー・ケイも参加しています。図太い音で豪快なフレイズを綴るコラーのテナーはもちろん、ゲランのトランペットやソラールのピアノも大活躍。50年代終わりならではの風格溢れるモダン･ジャズ･コンボの粋を味わえます。一方、60年のコンサートは、トランペット5本（うち2本はメロフォンやフルーゲルホーンと持ち替え）を加えた“ハンス・コラー・ブラス・アンサンブル”を従えた演奏で、こちらはコラーの作編曲にスポットを当てたステージとなっていますが、このような編成での録音はこれまで世に出ておらず、作編曲家コラーの実力を再評価するための貴重な資料と言えるでしょう。 今回も放送音源ならではの音質の良さも魅力です。(新譜インフォより)

Hans Koller (ts), Martial Solal (p, M1-4,6), Michel de Villers (bs, M1,2,4-6), Roger Guérin (tp, fl M1,2,4,6), Fred Dutton (b), Hartwig Bartz (dr M1,2,4,5), Percy Heath (b, M3,6), Connie Kay (dr, M3,6)
Hans Koller Brass Ensemble(M7-10) [Georg Ernszt, Klaus Mitschele, Siegfried Achhammer (tp), Kurt Sauter (tp, mellophone), Rolf Schneebiegl (tp, fh), Hans Hammerschmid (p), Fred Dutton (b), Sperie Karas (dr)]