多彩な活躍を見せるGoldie、その功績の中で最も評価されるべきは、ドラムンベースが世に広く知れ渡るきっかけを作ったことだろう。そんなきっかけを作った曲たちは必聴。

Disc1は、大作Motherが大半を占める。Disc2は、OASISのギタリストであるNoel Gallagherのギターが特徴的なTemper Temperから始まり、KRS-Oneのラップをfeat.したDigitalへと続く。Disc3は、リミックスやMotherのstringsなど、Anniversary Editionの追加曲が並ぶ。

Re：Jazz にカバーされたInner City Life を使っているのが面白い。往年のファンとしては、Disc2が一番お気に入り。最後の最後、Beachdriftaがさわりだけで終わってしまうのが少し残念でした。12inchをひっぱりだしてこようか…

時に煽られ時に癒され無の境地、美しく崇高たるこの一枚に心と肉体支配され通し。永遠。

これはﾐｭｰｼﾞｼｬﾝではなく、ｱｰﾃｨｽﾄの成せる業なんでしょうね。良くも悪くも凄い。傑作！

’95年作のﾄﾞﾗﾑﾝﾍﾞｰｽの既に古典らしいですが、いわゆるUKｵﾘｼﾞﾅﾙのﾀﾞﾝｽ音楽。その辺のｽﾀﾝｽでは知識薄にて話はできませんが、当時ﾃﾞﾋﾞｯﾄﾞ･ﾎﾞｳｲが絶賛してたので聴きました。が、なんと未来的な音響構築の斬新さと、高度なｴﾃﾞｨｯﾄでほとんどﾌﾟﾛｸﾞﾚの域に達してる完成美に驚愕。ｿｳﾙではなくﾛｯｸだ！と感じたのを覚えています。その流れで『Staurnzreturn』も買った次第。

数々の巨星たちは曲のタイトルや歌詞、音楽性などで、未来・将来を予見し牽引してきたが、まさにこのアルバムもその１つに数えられるでしょう。 時間などという絶対のエゴをも超越した、まさにタイムレスな作品。 シンプルかつノイジーで、コンシャスとも言えるビート群はストレートにカッコよく、クール。 ドラムビートの醍醐味を、ジャズに通じるかのようなグルーブ感を、ブラックミュージックの進化を感じることができる。 まさにこれこそクラシックス！ 一家に一枚のマスト盤！

ﾄﾞﾗﾑﾝﾍﾞｰｽの古典｡耳障りは艶やかで流麗なｳﾞｫｰｶﾙとあんまりｱﾀｯｸのｷﾂｸﾅｲ､ﾌﾞﾚｲｸﾋﾞｰﾂの絡みが美しい｡ｼﾝﾌﾟﾙに焦点が定まっていて､後に色々｢工夫｣しちゃった人達のよりｽｷかも。極端に突き抜けたのは除いて｡

ＤＩＳＣ１の【ＭＯＴＨＥＲ】は圧倒的！１曲で４５分とは凄まじい。母に対する想いが伝わってきます。辛かっただろうね・・・。

(ﾘﾘｰｽ時)最先端のソウル。↓ジャングルって…当時ですら死語化して来てたんﾖ…ドラムンって言葉もいつの間にやら…ですね(TT)。　トリップ･ホップ,アブストラクト･ビートですら、もうあまり聴かないし。当時レコ店洋楽担当だったｵｲﾗは、REMIXとかﾁｪｯｸして必死に店に揃えてたもんでした …(雑誌まだあるのかな?)ブケムとかゴールディーはそこそこ売れたけど、マッシブやビョーク、プロディジー程では全然無かったです。トリッキーなんかさっぱり(苦笑)。敗因は、これをｿｳﾙとして捉えられなかったﾘｽﾅ側に…つまり、早すぎたことに有ると思うんですが?