アンジュール ある犬の物語

G.バンサン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784892389573
ISBN 10 : 4892389579
フォーマット
出版社
発行年月
1970年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19×27cm,57p

内容詳細

ある日、犬は、野の道を疾走する車の窓から投げすてられる。にわか野良になった犬のその日の長いさすらいを描く。すぐれたデッサンによる50を超える犬の姿態と表情が目を吸いよせて離さない1冊。〈受賞情報〉産経児童出版文化賞美術賞(第34回)

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かつて、好きな子に教えてもらいクリスマス...

投稿日:2007/06/03 (日)

かつて、好きな子に教えてもらいクリスマスにプレゼントしたこともある思い出の絵本。 捨てられた一匹の犬がさ迷いながら、一人の少年に出会い…。走る姿、こちらを振り返る後ろ姿に悲しみが伝わってきます。少年と出会ったことで心はどう変わるでしょうか。

garden さん | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 旅するランナー さん

    ある一日、ある犬。ラフなデッサンだけで、犬の孤独感や喪失感が伝わってくる、スゴい絵本。文章や言葉はない。でも、余白や空白に、動き、感情、音を読み取ることができます。みやび珈琲伊丹本店の本棚にて。ある店、ある本として。

  • やすらぎ🍀 さん

    🌠ある日、野の道を疾走する一台の車の窓から棄てられた犬。突然野良となってしまった犬にどうしろというのでしょう。…さすらい歩くものの、突然の孤独、徐々に感じる棄てられた現実に戸惑うしかありません。衝撃の内容を綴る絵本ですが、現実に起こりうる残酷な真実でもあります。慰めや恨みでは支えきれない出来事に、空にむかって吠えるしかない犬。やがて、ひとりぼっちの少年と出会い、こころに灯りがともり救われます。虐待から生き物の命を守らなければいけません。振り返るアンジュール…本当にごめんね。そんな悪い人だけじゃないから。

  • zero1 さん

    悲しさ全開!人間は実に身勝手で、残酷なことがこの世には多くある。それをシンプルなデッサン、しかも言葉無しで表現した異色の絵本。犬だから無理な擬人法を用いるのは不自然か。逆に言葉や説明が無いことで表現力は向上。色が無いのに私には鮮やかな色が見えた。孤独は人間だけではない。犬や猫も孤独。そして捨てられる彼らに罪はない。これから読む方は最初のページで何が起きたか、しっかりと見てほしい。そうすれば作品世界に深く浸れる。読む価値のある一冊。作者と題名については後述。複数の読者が題名を犬の名前だと解釈しており驚き。

  • Willie the Wildcat さん

    鉛筆のデッサンが印象的、かつ哀愁を感じる。愛するものに捨てられても信じ続ける。何かを求めて彷徨う。そして新たな出会い。良かったなぁ、と思うと同時に、出会った少年の表情が少し悲しそうなのが気になる・・・。少年も少なからず同様の境遇なのかもしれない。「人のエゴ」と共に「信じることの大切さ」を説いているのかな・・・。平原を彷徨う小さな犬の後姿が頭に残りますね。

  • kanegon69@凍結中 さん

    な、、な、、なんじゃこりゃぁーーー!!こんな絵本見たことない!えええええええっ!なんなのこの絵本、、凄い!鉛筆でものすごくシンプル(というかミニマム)に描かれた犬の物語。言葉は一切なく淡々と捨てられた犬の一日を描いている。目を惹きつけてやまない犬の表情、犬の心の叫び、犬の動き、周りの情景、本当に線が少ししか書いていないのに、圧倒的な想像での情報量が押し寄せる!短編の白黒無声映画を観たような感触。一つ一つのデッサンがものすごく力を持っている。まったくもっての初体験の世界でした。心を鷲掴みされてしまいました!

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