僕はパガニーニ変奏曲はラフマニノフの自演が最高の演奏と思っていますが、このフライシャーもメリハリが良くて魅力ある演奏を繰り広げていて、充分満足しました。全体に速いテンポでエネルギッシュに聞かせてくれています。ファーストチョイスとしてもお奨めの１枚です。フランクについても同じ感想です。ラヴェルのソロはフランス的でなく、上記２曲と同じ感想でした。

ご存知パレの名盤である。ここではデトロイト響が１２０％実力を発揮している。録音こそ古くなったが今回あらためて聴き直してみてちっとも古臭くないことに気が付いた。この指揮者はもっと世間に評価されるべきではないだろうか。