紙ジャケ再発なので買い直しました。音も素晴らしくデザインの再現も良いです！ファミリーファンの方、チャップマンファンの方ファーストと共に必携です！

ジャケの雰囲気が最高な（裏面の方が素晴らしい）一枚。もちろんサウンドも 唯一無二な音を出してます。ファミリー独特の音宇宙を堪能できる超おススメな作品です。万人受けするようなサウンではありませんが、イギリスのバンド特有の湿った感じが心地よい！

FAMILYの第6作でありJohn Wetton加入後2作目。本作は前作以上に落ち着いた楽曲群。ヒットした”Burlesque”, 刑事ドラマで使えそうな雰囲気の”Broken Nose”, John Wettonの不気味なベースで始まる”Glove”, ブルース・ロックの”Ready To Go”あたりは良い！

John Wetton加入後初のFAMILY第5作。顔の部分が段状に5枚めくれる変形ジャケットだった。”Between Blue And Me”なんて Charlie WhitneyとJohn Wetton(Roger Chapman?)のツイン・エレキギターがしびれるし、”Larf And Sing”なんて GENTLE GIANTかと思っちゃう(笑)し、”Take Your Partners”のCharlieのギター・ソロもいい味出してるし、”Crinkly Grin”なんて KING CRIMSON的な Improvisationだし、一番のお薦めはRogerとJohnのリード・ヴォーカルが交錯する名曲”Spanish Tide”!!

BBC音源ブートとして有名な『PLAY HOUSE』からJohn Peel(?)のMCをカットしたもの。このCDは音質が良いし、超ド級の迫力をもつスタジオ・ライヴだ。白熱した演奏が聴くものをノックアウトする。John Wettonのゴリゴリベースも健在！ ”Spanish Tide”は本来 Roger Chapmanと John Wettonの Vocalが交錯する名曲だが、ここでは Rogerが全て一人で歌っているのが残念。全体を通して John Wettonとのハモりが少ないことも残念だが、それでも、John Wetton在籍時の貴重なFAMILYライヴが超高音質で聴けるだけでも◎である!!

彼らの有終の美を飾る名盤です。キャッチーなサビを持つ劇的な�@から始まる多彩な楽曲群とロジャー・チャップマンの熱いボーカルの迫力で最後まで飽きさせません。

私の勝手な考えなのだが､このｱﾙﾊﾞﾑ実はﾛｯｸ･ｱﾙﾊﾞﾑとして受け止めるとｱﾚﾝｼﾞが抜群｡英国ﾃｲｽﾄが光るR&Bﾁｭｰﾝで始まるM-1｡M-2,9は壮大なｵｰｹｽﾄﾚｲｼｮﾝを抱え､M-3,6は美ﾒﾛ爆発｡M-5はｳｪｯﾄﾝ&ﾀｳﾝｾﾞﾝﾄ大活躍のﾌｧﾝｸ･ﾁｭｰﾝ｡ｱﾒﾘｶﾝ･ﾙｰﾂ全開のM-7にﾛﾏﾝﾃｨｼｽﾞﾑなM-8｡ﾊﾞﾗｴﾃｨ豊富､難解なしに｡

今回再発された５Ｗ全て購入しましたが、ジャケット、リマスター共に大変満足できる内容です。10年以上前揃えたオリジナルアナログ盤と聞き比べても遜色のない出来です。レヴューは改めて惚れ直した今作を代表に。こうなったらストリートウォーカーズもこのレヴェルでリシューしてくれないかなぁ…。

すんばらしぃぃ。ヘッドフォンでトリップ感倍増です。欲を言えば、ボートラでシングル入れてほしかったけど、それは贅沢かな？

イギリス独特のセンスあふれる素晴らしいバンドなんですよ。判りやすく言えば地味な１０ｃｃか。 この名盤のレビューが無いなんて信じられません。