Karena Pengalaman / Izinkanlah II: 経験ゆえに〜許してII

ロマ・イラマに続いてエルフィの全盛期録音も復刻開始！
アジア最高の女性歌手が70年代に残した素晴らしき歌声の数々！

　ダンドゥットの王様ロマ・イラマの復刻盤でもデュエット歌手として参加していたのが、“アジア最高の女性歌手”とまで称されたエルフィ・スカエシでした。インドネシアが生んだダンス歌謡音楽ダンドゥットは1970年代から首都ジャカルタを中心に人気を集め、現在ではインドネシアやマレイシアを代表するポピュラー音楽となりましたが、その中心にいたのがこのエルフィ・スカエシで、黄金期の彼女はインドネシアのみならず世界中から喝采を浴びるほどの最高の歌手でした。また90年代には久保田麻琴プロデュースによる日本制作盤もリリースされるなど、当時のワールド・ミュージック・ブームにも乗ってここ日本でも大変な人気を呼びました。
　そんなエルフィがロマとのコンビを解消し、ソロとして大いに活躍を見せるようになった70年代中盤から84年頃まで所属していたレコード会社プルナマからは、おびただしい数のカセット・アルバムがリリースされていましたが、それをロマの復刻盤を手掛けたのと同じインドネシアのBRAVO MUSIKによってＣＤ復刻されることになりました。
　その第一弾として登場したのが、この３タイトル。何れも70年代の中盤〜後半にリリースされた作品を２in１にしたものですが、その正確な発売年などは不明。ただ、この時期エルフィは録音のストックを百単位で持っていて、それをプルナマが順次発売していたようなので、実際の録音の時期はほぼ同じ（70年代中盤）と思われます。
　収録曲の一部は『ザ・ダンドゥット・クイーン』（LFR-512）にも収録されていますが、多くの曲は今回初めてＣＤ化されたものばかり。エルフィのディープなファンですら知らない曲やアルバムがあるほどで、そんな所からは当時のエルフィのリリース・ラッシュの凄まじさを感じてしまうでしょう。しかも何れの楽曲もクォリティが高いという点に驚かされます！　もちろんエルフィの艶っぽい歌声が冴えまくっていた時代の録音ですので、ファンならすべて必聴といえるでしょう。
　まさにインドネシア音楽が最高潮に達しようとしていた時代の勢いが感じられる３作品。全てのヴォーカル・ミュージック・ファンに聞いてもらいたいお勧めアルバムです！
（メーカー資料より）