詞が本当に美しい

Eに魂を持っていかれます。 夏フェスか、来日してくれないかなぁ。 ずっと待っています。

待望の新作。 日本盤が発売されること自体、素直に嬉しい気持ちです。 Eの才能が日本では過小評価され過ぎだと思います。 神格化されないと評価されない音楽でもないし。 単純にポップですので。 今のEの音を期待しています。

Eelsというバンドに興味を持った人への視聴音源集といった感じでしょうか。 Eelsというバンドは毎回大きく作風が違うので、「このベストアルバムで気に入った曲の収録されたアルバムから聴く」というのが利口だと思います。 まぁ視聴ならわざわざこれを買わなくてもできるので、実質数曲の未発表音源、アルバム未収録曲（素晴らしい）を聴きたいファン向けの商品です。 Eelsをがっつり聴きたい人には全くおすすめしません。

廃盤になって、もう手に入らないのかと落ち込んでいたら再発版をHMVだけが取り扱ってくれました。 Eelsらしいアレンジ、本作のみ収録の2曲が聴けるファンならマストの作品。

底抜けにロックなEelsのライブ盤、ライブDVDもついててお得です。（ちょっと高いけど） ロックじゃない方のEelsのライブ盤もぜひ。

2枚組みアルバムに飛び抜けた傑作は少ないという話を聞いた事がありますが、それが本当なら本作はその数少ない飛び抜けた傑作でしょう。 Brian WilsonのSmileと肩を並べる奇跡的名盤なんて評価もありました（Smileは賛否両論ですが）。 Eが敬愛するTom Waitsを迎えて贈る奇跡的名盤。

珍しく普通にロックしている作品。 ただ、普通にロックをしても普通以上の音楽を届けてくれるのがE。

恐らくEelsで一番売れたアルバムですが、最も有名なM1はEの作曲ではありません。 Eのソロの延長といった感じで、オルタナ色が濃いです。 売り方を間違えたアルバムランキングで上位に見つけました、そういえばポストNirvanaとかいう評価を見かけた気がする（どう考えても違う）。 M6はEのお気に入りらしく、ライブでは必ず演奏され、聴くたびにアレンジが大きく変わっています。

ソロ~1st、1st~2ndでもあれだけ化けたEels（というかE）に「彼らがここまで化けるとは思ってもみなかった人は多い筈」というのは失礼過ぎる。 2ndの傑作具合とEの悟りっぷりに、自殺してしまうんじゃないだろうかと心配だったんですが、Eは強かった。 立ち直り始めたEが贈る、幸せと皮肉の混ざり合った非現実的な現実の世界。 相変わらずの傑作。