DVD 輸入盤

ドキュメンタリー『リヒャルト・シュトラウスと彼のヒロインたち』 シュタインエッカー監督(日本語字幕付)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
102181
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明

日本語字幕付き
ドキュメンタリー『リヒャルト・シュトラウスと彼のヒロインたち』


リヒャルト・シュトラウス[1864-1949]のオペラに登場する女性像は実に多彩です。特にホーフマンスタールとの共同作業で描かれた数々の女性キャラクター、エレクトラ、元帥夫人、ツェルビネッタ、染め物師の妻、アラベラなどは実に個性豊かで、現在に至るシュトラウス人気を支える大きな要素ともなっていました。
 ホーフマンスタールの死後は、シュテファン・ツヴァイク、ヨーゼフ・グレゴール、そしてクレメンス・クラウスとの共同作業により、マドレーヌ、ダフネといった女性像を描くことになります。台本作者の作風の違いや、ナチの台頭という時期と重なったこともあってか、それまでとは異なる傾向の女性像が示されていましたが、晩年のクラウスとの『カプリッチョ』では、音楽か言葉かという究極の選択に迷うマドレーヌを通して耽美的要素も復活、グルックらのオペラ論争も交えて(『アウリスのイフィゲニア』も登場)、音楽擁護をおこなっていました。
 実生活でのシュトラウスは、声楽を学ぶ学生だったパウリーネ・デ・アーナ[1863-1950]との交流を経て、自分の最初のオペラである『グントラム』へのパウリーネの出演を機に結婚、以後、2度の世界大戦や大恐慌といった苦難を乗り越えながら55年間の長きに渡って人生を共に歩んでいます。
 彼女の起伏の激しい性格がもたらすエピソードの数々は、他者からの「悪妻」という風評に繋がってもいましたが、実際にはシュトラウス夫妻の絆は深く、『英雄の生涯』や『家庭交響曲』、『インテルメッツォ』などで彼女や家庭生活を魅力的に描き、また『影の無い女』の染物師の妻や『4つの最後の歌』ではパウリーネからインスピレーションを得ていたとも言われています。

 この映像作品は、ブリギッテ・ファスベンダーやルネ・フレミング、ギネス・ジョーンズ、クリスタ・ルートヴィヒなどといった歌手たちの証言と、シュトラウスの孫であるクリスティアン(存命する最後の孫にあたる人物)による「祖父母たちの生活」のレポートを通じて、リヒャルト・シュトラウスの女性観を探るドキュメンタリーとなっています。(HMV)

【収録情報】
・ドキュメンタリー『リヒャルト・シュトラウスと彼のヒロインたち』

 監督:トーマス・フォン・シュタインエッカー
 出演:ブリギッテ・ファスベンダー、ルネ・フレミング、グィネス・ジョーンズ、クリスタ・ルートヴィヒ、クリスティアン・シュトラウス、フランツ・ヴェルザー=メスト、ルーファス・ウェインライト、他

【特典映像】
・ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮『ティル・オイレンシュピーゲル』/『わが音楽生活』抜粋

 収録時間:本編52分、特典23分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCMステレオ(ドイツ語)
 字幕:英・仏・韓・日
 NTSC
 Region All

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これは面白い。大変楽しめる映像です。オペ...

投稿日:2014/06/04 (水)

これは面白い。大変楽しめる映像です。オペラ・歌曲のファン以外は、とかく軽んじている大家の、その全貌がほぼ理解できます。証言している名歌手たちも揃っています。日本語字幕入り。時代に翻弄されたものの、自身の歩む道をしっかりと踏み間違えなかった作曲家。退嬰的との批判にめげず、最後までシュトラウス節を貫き通した偉さ。幸いなことに、全オペラが録音で耳に出来る歓び。後は映像が揃うのを待つだけす。

オペラかじり虫 さん | 兵庫県 | 不明

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