夜が似合う、静かなヴォーカル・アルバム。ダイナ・ショアの囁くような歌声と、クラシック畑のプレヴィンがプレイする繊細なタッチのピアノが、聞き手をリラックスさせてくれる。スインギーなアルバムではないが、穏やかな雰囲気で心地の良いアルバムである。プレヴィンのセンスには脱帽。クラシックの伴奏のように美しい。

とても知的でセクシーなＪＡＺＺバラードの数々です。 ５０−６０年代の米国の空気が伝わってきます。 特に、直熱管で無帰還型の真空管アンプと女性ﾎﾞｰｶﾙが好きな大人のあなたに絶対にお薦めです。 録音自体は古いのですが、このＣＤでは24ビットＤＳＰでリマスタリングされていますので、音質も良いです。深まる秋の夜に、しっとりと・・・。必ず満足していただけることでしょう。

彼女の美しい声は万人の認めるところです。このアルバムでは、彼女のやさしく繊細なジャズのフィーリングが満ち溢れています。特に、ビアの伴奏だけで歌うThe man I loveとか　My funny Valentineなどのスローバラードは他のｼﾞｬｽﾞ歌手とは一味違い、好ましく聞かれました。一昔前ですが、ニューヨークの高級ｼﾞｬｽﾞクラブで聞いたような品の良いジャズボーカルです。座右の一枚になりそうです。