Best Of Damiron Y Chapuseaux

ヴィンテージ・ラテン・ファンの新たなマスター・ピース。
50-60年代に活躍したラテン・ピアニスト、
ダミロンが残した上品で粋なダンス・トラディショナル名演集。

中米ドミニカ出身で50'Sより活躍したピアニスト／バンド・マスター、フランシスコ・アルベルト・シモ・ダミロン(通称ダミロン)。マンボ、チャチャチャ、メレンゲなど多彩なラテン･リズムをピアニストとしてのスタイリッシュなセンスで彩った伝説のマエストロである｡50-60年代に、オールド・ラテンの名門SEECOレーベルをはじめ、MONTILLA、RCAなどに多くのアルバムを残し､ラテン・ダンス・トラディッショナルの一時代を築き上げた一人として、熱心なラテン・フリークの間で語られている｡
これまであまりCD化の機会がなかったダミロンの貴重なオリジナル音源を、なんと26曲たっぷりと収録した究極のセレクションCDが登場。古き良き時代の遺産とも言うべき上品で粋なマンボやチャランガをメインとした、コレクター目線で選ばれた好トラックが満載｡中でもヴィブラフォンをフューチャーしたジャジー・ナンバーM1「ISLA DE FUECO」や、正統派ラテン・ジャズの趣を湛えるM2「SANDUNCA」、キラー・デスカルガの一翼と言えるM17「DANDOLE AL PIANO」など、ダミロンのピアノがグイグイと引っ張るアレンジが特に素晴らしい｡古典名曲と自作曲の両方が楽しめ、とりわけ作曲家としてのダミロンの才能が秀逸でることも改めて窺い知ることができる。ヴィンテージ・ラテン・ファンの新たなマスター・ピース。