R.カーターのプロデュースによる日本デビュー盤での二枚目ぶりもどこえやら、頭も薄くなりBMIも大きくアップしていますが、演奏はたいへん素晴らしいです。強力な左手を駆使してドライブ感溢れ、ストレートにスイング。いろいろな意味で贅肉のついたヘヴィー級のA.ジャマル or 正確で丁寧な左手を持ち貧乏ゆすりをせずタッチの綺麗なM.タイナーという感じです。普段はエバンス・スタイルのピアニストのお供をすることの多いドラムのアースキンもビッグバンド出身の出自を出してダイナミックに楽しそうに太鼓をしばいています。
ジャズコンボの動画は如何にいじらないでダイナミクスを出すかがポイントだと思いますが、付属のDVDは画を編集しすぎ。