【DISC-1】
・ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン/山本直純 変曲
交響曲 第45番「宿命」
山本直純 指揮 日本フィルハーモニー交響楽団
1967年7月25日 東京文化会館大ホール 詳細情報>>>
・セルゲイ・プロコフィエフ
ピーターと狼
山本直純 指揮 日本フィルハーモニー交響楽団
落語台本:佐藤信夫 語り手:古今亭志ん朝
1967年7月25日 東京文化会館大ホール 詳細情報>>>
【DISC-2】
・ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン/山本直純 変曲
ピアノ狂騒曲「ヘンペラー」
山本直純 指揮 日本フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:伊達 純
1968年7月18日 東京文化会館大ホール 詳細情報>>>
・ヤーコプ・ルートヴィヒ・フェリックス・メンデルスゾーン/山本直純 変曲
ヴァイオリン狂騒曲「迷混」
山本直純 指揮 日本フィルハーモニー交響楽団
ヴァイオリン:ルイ・グレーラー
1969年8月9日 東京文化会館大ホール 詳細情報>>>
山本直純 NAOZUMI YAMAMOTO(1932-2002)/プロフィール
1932年東京生まれ。幼少の頃から父、直忠氏より音楽教育を受け、自由学園から東京藝術大学作曲科に入学。後に指揮科に転じ、渡邉暁雄氏に師事。在学中よりラジオ、テレビ、レコード、映画などの各分野で才能を発揮し、活躍の場を広げる。
指揮者としては、1967年から5年間にわたり、夏の「ウィット・コンサート・シリーズ」で大評判を巻き起こした。72年小澤征爾とともに新日本フィルハーモニー交響楽団の設立に参画。指揮者団幹事となる。72年より10年間、テレビ番組「オーケストラがやって来た」にレギュラー出演し、ユニークな企画、ウィットに富んだ解説が好評を博した。またテレビCMなどにも出演し、お茶の間にも広く知られる存在となった。なかでも、森永エールチョコレートのCM「大きいことはいいことだ」(山本直純作詞/作曲)は20世紀末、日本の高度成長期をいみじくも表現した、時代を代表する名コピーとして今なおジャーナリズムの話題に登場している。74年ニューヨークでの国連デー・コンサートのための国連委嘱作品「天・地・人」のうち「人」を作曲、日本太鼓とオーケストラのためのこの曲は、国連会議場をはじめ、パパリ、ロンドンなど、ヨーロッパ各地で演奏され絶賛された。79年には日本人として初めてボストン・ポップスを指揮、その指揮ぶりは"日本のアーサー・フィードラー"と評され喝采を浴び、翌年にも再び招かれた。83年から98年まで毎年大阪城ホールで「一万人の第九コンサート」の音楽監督、指揮を務めるなど、クラシックの大衆化に力を注いだ。
代表作品は「和楽器とオーケストラのためのカプリチオ」、「シンフォニック・バラード」、「八重奏曲」、合唱組曲「田園わが愛」などのほか、「一年生になったら」、「歌えバンバン」、「こぶたぬきつねこ」をはじめとする数多くの愛唱歌を作曲、人気テレビ番組「マグマ大使」、「新オバケのQ太郎」のテーマソング、NHK大河ドラマ「風と雲と虹と」、「武田信玄」、大ヒット映画「寅さんシリーズ」全48作の音楽を担当した。著書は「オーケストラがやって来た」、「ボクの名曲案内」、「音楽で鬱が吹っとぶ本」、日本初のCDブック「クラシック・クライマックス」、「マーチ・イン・マーチ」、最新著書「紅いタキシード」。
これぞ山本直純の真骨頂! クラシックの名曲の旨味を損なわず、絶妙なパロディ音楽に仕上げる手腕は並みではない。例えばベートーヴェンの交響曲第45番「宿命」など、様々なメロディをつなぎ合わせ滑稽だが、決して嫌味にならぬ。それが彼ならではのキャラクター!(弘)(CDジャーナル データベースより)