Free Fall

米国音楽史上で最も重要な実況録音作品、ベニー・グッドマン『ライヴ・アット・カーネギー・ホール1938』のプロデューサーとしても知られるアルバート・マークスが米国カリフォルニア州ハリウッドに創設したジャズ・レーベル、ディスカバリー・レコーズ（Discovery Records）。活動休止以降、一度も商品化が実現しなかった傑作カタログ群の中でも、特に人気の高い80年代以降の作品を復刻！

ジャズ界のみならず、ポップス界でも多大な貢献をした鍵盤奏者/編曲者/バンド・リーダーのクレア・フィッシャーがディスカヴァリー・レコーズから発表した奇跡の傑作ブラジリアン・ジャズ・アルバム。(1986年発表)　先鋭的なエレクトリック・ピアノの演奏、極彩色の男女混声のスキャット/コーラス、それらを纏め上げる高度なアレンジが最高にお洒落。

クレア・フィッシャー：
1928年アメリカ生まれ。ジャズ、ラテン、ブラジルの分野で活躍した鍵盤奏者/アレンジャー/コンポーザー/プロデューサー。1957年以降、ヴォーカル・カルテットのザ・ハイ・ローズ、カル・ジェイダーのグループのピアニスト兼アレンジャーとして活動を始め、リーダーとして現在までにPACIFIC JAZZ、DISCOVERY、MPS、CONCORD　などから多数の作品を発表。代表作「FREE FALL」(1986)などで2度のグラミー受賞。マイケル・ジャクソン、セルジオ・メンデス、ジョアン・ジルベルト、ジョージ・ベンソン、ポール・マッカートニー、チャカ・カーン、プリンスまで幾多の大物アーティストとの共演でも知られる。2012年1月26日　83歳で死去。

■仕様：最新リマスター音源使用／プラ・ケース／初回限定生産
■解説：藤川理一