Further Down The Old Plank Road

アイルランドの伝統音楽で世界中のファンを魅了させ続けるThe Chieftainsザ・チーフタンズ。1962年にPADDY MOLONEYを中心に結成、65年にアルバム『THE CHIEFTAINS』でデビュー以来、アイルランド音楽を全世界に紹介し、デビュー40年を迎えた今でも世界中の多くのファンを魅了しつづけている｡
1976年には、映画Barry Lyndonバリー・リンドンの音楽を担当して、アカデミー音楽賞を受賞｡その後もAnother Country、Irish Evening、The Celtic Herpと次々にグラミー賞を受賞し、世界中にその名を知られるアイシッリュ･トラッド・バンドとなった。90年代以降には、意欲的に様々なミュージシャンとセッションをかさねるようになり、共演者にはRolling Stonesローリング・ストーンズ、Ry Cooderライ・クーダー、Elvis Costelloエルヴィス・コステロなど等、挙げればきりがないほどである｡
メンバーはPaddy Moloneyパディ・モロニー（イーリアン・パイプ、ティン・ホイッスル）、Sean Keaneショーン・ケイン（フィドル）、Kevin Conneff（バウロン、ヴォーカル）、Matt Molloyマット・モロリー（フルート）の４人。結成時からのメンバーで、PADDYの良きパートナーであったDerek Bellデレク・ベル（ハープ、キーボード、ティオンパン）が昨年9月30日にナッシュビルのライマン公会堂で行なわれた「Down the Old Plank Road」の記念コンサート直後の10月16日夜に、滞在先の米アリゾナ州フェニックスのホテルで急死。奇しくもこの記念すべきライマン公会堂でのコンサートが彼の最後のステージをなった。
このThe Chieftainsザ・チーフタンズの新作Further Down the Old Plank Road IIは、昨年9月にリリースした前作に続き、現在アメリカのカントリー・シーンを中心に活躍をしているビック・ネームをゲストに迎えてのカントリー･アルバム。前作制作時に既にかなりの部分が出来上がっていた（アルバム1枚分以上の楽曲をレコーディングしていた）というもので、Emmylou Harrisエミルー・ハリス、Nickel Creekニッケル・クリーク、Patty Lovelessパティ・ラヴレス等と前作に勝るとも劣らない、カントリー界の人気スターとの共演が実現。World Musicを嗜む方なら間違いなく嬉しいリリース！