新訳 ナルニア国物語 7 最後の戦い 角川文庫

C・S・ルイス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041108598
ISBN 10 : 4041108594
フォーマット
出版社
発行年月
2023年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;15

内容詳細

偽アスランの命令により、ナルニアはカロールメン国に支配された。もの言う木々は切り倒され、しゃべる馬たちは奴隷のように働かされる。ナルニア最後の王ティリアンは怒り立ち上がるが、逆に囚われの身に。ジルとユースタスが助けにくるものの、邪悪な神タシュまで現れて、もはや絶体絶命の危機に。ピーターやルーシーら、かつての主人公らも登場し、衝撃のラストへ!ついに完結。カーネギー賞受賞作!詳細な解説付!

【著者紹介】
C・S・ルイス : 1898‐1963。英国作家。「ナルニア国物語」シリーズの著者。ケンブリッジ大学で中世・ルネサンス文学を講じた教授でもあり、『愛とアレゴリー』(1936年)などの評論やキリスト教に関する著作も多い。悪魔論『悪魔の手紙』(1942年)は世界的ベストセラーとなった。代表作「ナルニア国物語」シリーズ最終巻『最後の戦い』(1956年)は、優れた児童文学に贈られるカーネギー賞を受賞した

河合祥一郎 : 1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。現在、東京大学教授。著書に第23回サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mariya926 さん

    すごいですね。ラストの天国についての表現が素晴らしかったです。私もこの世よりさらに偉大でさらにすぐれた世界があるとヘブル人への手紙に書いてあることを信じますが、その世界をこのように表現していることが素晴らしかったです。最後の巻については他の訳でも読んでみたいです。

  • Chikara Tonaki さん

    シリーズを通して読み終えた事の達成感は感じられました。最終話はまさにキリスト教が全面に押し出されてましたね。時間を置いて読み直したくなるかな?今のところはわかりません。

  • ryuetto さん

    前巻では、世界の始まりを見たんだけど、今度は、世界の終わりを見せてきた。世界の作られていく様子も面白かったが、それがどんどん消えていく描写もなかなかすごかったと思う。 神の偽物を名乗るものが現れるなど、キリスト教世界ではありがちな話だったのかもしれないし、その時、世界は滅びを迎える。というのが、なんか宗教っぽい。 最後に明かされたアスランの正体も含めて、この物語は、聖書を子供向けのファンタジーとして翻案したものなのかもしれないなあ。と、なんとなく思った。

  • ころりん さん

    ナルニア、最終巻。 カルト、騙しの手口、人間の罪の姿も、見かけ(信仰も含めた)とは違う「ほんもの」のことも、現代的なテーマがギュギュギュッと詰まっていた 改めて、ルイスの慧眼に驚嘆した思いの読書。 もちろん、ルイスは「教訓」を言いたいわけじゃなく、本書も「寓話」ではない。 昔から今まで、そしてこれからも、ナルニアだろうとこの世界だろうとキリスト教世界・教会だろうと大いにありうる欺瞞の世界を、冒険の舞台として描いてくれるのだ。 そう思うと、タイトル「最後の戦い」Last Battleって、すごく意味が深い。

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