Passion, Mysticism & Delight〜アンジェリーテ30年の軌跡

2018年1月来日決定！
神秘の歌声〈ブルガリアン・ヴォイス〉の最高峰グループ、その歴史を振り返る限定ボックス・セット

　1980年代、ワールド・ミュージックが注目を集めた時代に、日本はもちろん世界中の音楽ファンを驚かせ、魅了した東欧ブルガリアの神秘の歌声〈ブルガリアン・ヴォイス〉。かの地の伝統的な合唱音楽が国の歴史と寄り添い独自の発展をとげたこのポリフォニー・コーラスの、現役最高峰と目される合唱団がザ・ブルガリアン・ヴォイセス・アンジェリーテです。彼女たちがこの名義のレコーディング・アーティストとしての活動を始めてから今年で30年。そのアニヴァーサリー・イヤーを記念してリリースされる、限定版ボックス・セットがこちら。2018年1月には久々の来日公演も決定、大いに話題となるだろう彼女たちの軌跡を振り返るには最適の作品です。
　ソビエト連邦の支配下にあった80年代のブルガリアでグループを結成したアンジェリーテは、ドイツのレーベルＪＡＲＯ（ヤロ）の目にとまり、87年より専属アーティストとして活動を開始。ヨーロッパを中心とした公演活動、そしてアルバム・リリースを重ね、93年にはグラミー賞において２部門にノミネートされました。世界的な評価と人気を獲得してゆく一方で、他国のアーティストとのコラボレイションや他の合唱団が行ってこなかった音楽的挑戦も積極的に行っています。1995年には初来日、阪神大震災の被害者への慰問公演を神戸で行いました。
　２枚組・ボックス仕様となる本作は、アンジェリーテと30年に渡って歩みを共にし世界のマーケットに紹介し続けてきたＪＡＲＯが制作。CD1はベスト・アルバムとなっており、同社が彼女たちを見初めた1987年公演のライヴ音源に始まり、先述の神戸公演の抜粋など、スタジオ盤・ライヴ盤の両方から選曲してアンジェリーテの音楽性を歴史を一気に味わうことができます。CD2はコラボレイション・ベスト。ジャズ歌手ボビー・マクファーリンとのライヴ録音に始まり、彼女たちとは幾度も共演しているトゥヴァ共和国のホーメイ・グループ、フーン・フール・トゥや、ジプシー・ブラスのファンファーレ・チョカリーア、トルコ・ポップスの女帝セゼン・アクス、プログレ系ヴァイオリン奏者のエディ・ジョブソンに至るまで、多岐に渡る音楽的挑戦の軌跡をまとめています。
　60ページのブックレットには長文のライナーに関係者のエッセイ、編年体のヒストリー、公演一覧に多数の写真を掲載。コアなファンの必需品となるだけでなく、来日公演に備えて彼女たちの歴史を知りたいというビギナーの方にもお勧めしたい愛蔵版です。
(メーカー・インフォメーションより)