CD 輸入盤

20世紀音楽、サウンド・バイオグラフィ クレンペラー(4CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4044012
組み枚数
:
4
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

20世紀音楽(4CD)
クレンペラー&フィルハーモニア管弦楽団


クレンペラー没後40年を記念したアニヴァーサリー・エディション。クレンペラーの作曲した交響曲第2番、弦楽四重奏第7番、『メリー・ワルツ』のほか、ストラヴィンスキー、ヴァイル、ヒンデミット、フンパーディンクという20世紀に活躍した作曲家による音楽を収録しています。

 戦前のクレンペラーは、同時代音楽の紹介者として、ヒンデミットやワイル、ストラヴィンスキーなどと交流があり、作品もよくとりあげていました。
 晩年になって録音されたそれらの作曲家の音楽は、この時期のクレンペラーならではの拡大された造形と細部表現への独自のこだわりが特徴的で、『プルチネッラ』の第2曲「セレナータ」でのコントラバス強調や、『3楽章の交響曲』でのリズムの扱いなど、武骨で実に面白い聴きものとなっています。
 なお、DIsc3後半とDisc4は、BBCで放送されたジョン・トランスキー執筆・構成・ナレーションによるクレンペラーの「サウンド・バイオグラフィー」となっており、クレンペラー自身のトークや、関係者証言(すべて英語)など織り交ぜながら、演奏音源も交えてクレンペラー像に迫っています。(HMV)

【収録情報】  
Disc1
・ストラヴィンスキー:3楽章の交響曲
・ストラヴィンスキー:『プルチネッラ』組曲
・ヴァイル: 『小さな三文音楽』

Disc2
・クレンペラー:『メリー・ワルツ』
・クレンペラー:交響曲第2番
・クレンペラー:弦楽四重奏第7番

Disc3
・ヒンデミット:バレエ音楽『気高い幻想』組曲
・フンパーディンク:歌劇『ヘンゼルとグレーテル』序曲
・フンパーディンク:歌劇『ヘンゼルとグレーテル』〜夢のパントマイム

 フィルハーモニア弦楽四重奏団
 フィルハーモニア管弦楽団
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・クレンペラー(指揮)


オットー・クレンペラーのサウンド・バイオグラフィー
執筆・ナレーション・制作:ジョン・トランスキー

・イントロダクション ― 略歴(9.55)  
 使用曲:ベートーヴェン:交響曲第5番第1楽章
 (演奏:フィルハーモニア管弦楽団)
 語り:ジョン・ドブソン、マーティン・ジョーンズ、ガレス・モリス

・活動初期と国際的評判が拡大した1920年代(14.15)  
 使用曲:R.シュトラウス:楽劇『サロメ』より「七つのヴェールの踊り」
 (演奏:ベルリン州立歌劇場管弦楽団)
 語り:ライオネル・ベントリー  
 使用曲:マーラー:交響曲第2番第3楽章
 (演奏:フィルハーモニア管弦楽団)  
 使用曲:ヴァイル:『小さな三文音楽』より「メッキー・メッサーのモリタート」
 (演奏:フィルハーモニア管弦楽団)

・国外退去と最初の健康危機(4.31)
 語り:オットー・クレンペラー本人

・フィルハーモニア管弦楽団デビューと帰還(6.49)
 語り:ガレス・モリス
 使用曲:ベートーヴェン:交響曲第3番第3楽章
 (演奏:フィルハーモニア管弦楽団)  
 使用曲:モーツァルト:交響曲第41番第4楽章
 (演奏:フィルハーモニア管弦楽団)

Disc4
・フィルハーモニア管弦楽団でのクレンペラー効果(3.10)
 使用曲:ベートーヴェン:交響曲 第3番 第1楽章
 (演奏:フィルハーモニア管弦楽団)  
 語り:ジリアン・イーストウッド、ガレス・モリス

・1950年代のスタイルとテンポ(3.35)
 使用曲:モーツァルト:『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』第4楽章
 (演奏:フィルハーモニア管弦楽団)

・クレンペラーのコミュニケーションと彼の指揮に於けるコントロール(6.07)
 語り:ジリアン・イーストウッド
 使用曲:交響曲 第3番 第1楽章
 (演奏:フィルハーモニア管弦楽団)
 語り:バジル・チャイコフ、マーティン・ジョーンズ
 使用曲:ベートーヴェン:交響曲 第9番 第1楽章
 (演奏:フィルハーモニア管弦楽団)
 語り:ガレス・モリス、ジリアン・イーストウッド

・生命を脅かす程の事故、生還、そして帰還(2.27)
 語り:オットー・クレンペラー本人、ジリアン・イーストウッド

・クレンペラーの成果とフィルハーモニア管弦楽団楽員との関係(12.07)
 使用曲:ベートーヴェン:『献堂式』序曲
 (演奏:フィルハーモニア管弦楽団)
 語り:オットー・クレンペラー本人(75歳誕生会でのスピーチ)
 使用曲:ワーグナー:『ローエングリン』より第3幕への前奏曲
 演奏:フィルハーモニア管弦楽団)  
 語り:ガレス・モリス、バジル・チャイコフ、マーティン・ジョーンズ

・クレンペラーの歌劇場でのコミュニケーションと成果(14.47)
 語り:ヴィクター・ゴドフリー、ジョン・ドブソン
 使用曲:ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』より終場
 (演奏:クリスタ・ルートヴィヒ、ジョン・ヴィッカース、ゴットロープ・フリック、フィルハーモニア管弦楽団及び合唱団)

・リハーサルでのクレンペラー(5.50)
 使用音源:モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』序曲
 (演奏:ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)
 使用音源:モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』〜「若い娘たちは恋をする」
 (ニュー・フィルハーモニア合唱団)

・クレンペラーとニュー・フィルハーモニア管弦楽団の遅い小春日和(18.29)
 語り:オットー・クレンペラー本人とバジル・チャイコフ
 語り:マーティン・ジョーンズ
 使用曲:マーラー:交響曲 第9番第1楽章
 (演奏:ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)

・クレンペラー:交響曲第2番第1楽章
 (ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)

・最後に ― 最晩年と総括(4.55)
 ハーマイオニー・リーの文献引用:ケリー・ウェイル(朗読)
 語り:オットー・クレンペラー本人
 使用曲:交響曲第9番第4楽章
 (演奏:フィルハーモニア合唱団及び管弦楽団)

総合評価

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4.5

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偉大なる指揮者がストラビンスキーやクルト...

投稿日:2017/05/22 (月)

偉大なる指揮者がストラビンスキーやクルトワイルやヒンデミットを新旧2つのフィルハーモニア管弦楽団を振って今は亡きEMIに収録した4枚組のクラシックな現代音楽物CDである。 クレンペラーもフルトヴェングラーと同様彼と同時代の音楽を演奏したけれど、現代の若手指揮者は一部を除いて消極的。そういう意味では昔よりよほど保守的になっているようだ。 このセットでは、自作の交響曲や弦楽四重奏曲も聴くことができるが、フルヴェンと同様誰かの作品の剽窃のようで、意外にも強烈な個性が感じられず、やっぱり天性の指揮者だったんだなあと思わせられてしまう。 4枚目は、彼の生涯と作品を振りかえるインタビューを交えたドキュメンタリーで、クレンペラーファンなら泣いて喜ぶだろう。

あまでうす さん | Kagawa | 不明

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ストラヴィンスキーの3楽章の交響曲が面白...

投稿日:2016/12/08 (木)

ストラヴィンスキーの3楽章の交響曲が面白かったです。ゴツゴツした感じがあり春の祭典を思い出します。またこのセットの聴きものはクレンペラー氏の肉声でしょうか。記録としての価値は十分あると思います。

ルシータ さん | 東京都 | 不明

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収録曲のうち、ヒンデミットのみが1954...

投稿日:2014/06/25 (水)

収録曲のうち、ヒンデミットのみが1954年録音のモノラルであとは60年代初めのステレオ録音です。期待していた以上にオーケストラの音が広がりのある豊かな音で録音されており、今聞いても満足のいく音質です。特にストラヴィンスキーの「交響曲」は迫力満点だし、ワイルの「三文オペラ」はサックスやトロンボーンが雰囲気たっぷりの魅力に溢れた音で聞こえてきます。自作曲の「メリーワルツ」も楽しい曲ですし、なかなか聞く機会のない「交響曲」や「弦楽四重奏曲」も収められています。3枚目後半と4枚目はサウンドバイオグラフィーになっていますが、英語に堪能でない私にとっては和訳が欲しいところです。でもこれがなくても十分楽しめる内容のCDだと思います。

マッドハッター さん | 栃木県 | 不明

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