CD 輸入盤

カール・ベーム グレート・レコーディング1953-1972(17CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4797021
組み枚数
:
17
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


カール・ベーム/グレート・レコーディング1953-1972(17CD)

カール・ベームの録音は、日本ではかねてより高い評価を得ていましたが、近年世界的にもその価値の高さが再評価されています。リズム感、テクスチャ、構造的な明快さを重視する彼の演奏は、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、R.シュトラウス、マーラーにおいて時代を超えた不朽の解釈を我々に提示します。日本では1970年代から1980年代初頭に「ベーム狂騒曲」とも言われる爆発的な人気を獲得し、現在に至るまでドイツ・オーストリア作品における第一人者として高く評価されてきました。一見優しそうな指揮者に見えますが、音楽に対しては非常に厳しい顔を持っており、「私は普通の職人です。 私の指揮棒は魔法の杖ではなく、誰にも呪文を唱えません。魔法は音楽そのものからのみ生まれるのです」と語っています。またグラモフォン誌は「ベームは、作品のテンポに対して並外れて優れた感覚を持っており、彼の指揮の下では『正しい』テンポが自発的に確立されているようだ」と評しています。
 このボックスは彼が最も愛したモーツァルトのセレナーデほか、比類ないR.シュトラウスの作品など、1953〜1972年に録音された名演ばかりを収録。ベルリン・フィルの文芸部門のヘルゲ・グリューネヴァルト氏による書き下ろしライナーノーツ(欧文のみ)とベームのレアな写真が掲載されたブックレット付き。(輸入元情報)


【収録情報】
Disc1
● ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1961年(ステレオ)

● ベートーヴェン:序曲『コリオラン』 Op.62

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1958年(ステレオ)

Disc2
● ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1953年(モノラル)

● ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1958年(ステレオ)

Disc3
● ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス Op.123

 マリア・シュターダー(ソプラノ)
 マリアンナ・ラデフ(メゾ・ソプラノ)
 アントン・デルモータ(テノール)
 ヨゼフ・グラインドル(バス)
 ベルリン 聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1955年(モノラル)

Disc4
● ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1959年(ステレオ)

Disc5
● ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73
● レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ Op.132

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1956年(モノラル)

Disc6-7
● ハイドン:オラトリオ『四季』

 グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)
 ペーター・シュライアー(テノール)
 マルッティ・タルヴェラ(バス)
 ウィーン楽友協会合唱団
 ウィーン交響楽団
 録音:1967年(ステレオ)

Disc8
● マーラー:亡き子をしのぶ歌
● マーラー:リュッケルトの詩による歌曲集(4曲)

 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1963年(ステレオ)

Disc9
● モーツァルト:ハフナー・セレナード K.250

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1970,1972年(ステレオ)

Disc10
● モーツァルト:ポストホルン・セレナード K.320
● モーツァルト:セレナータ・ノットゥルナ K.239

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1970年(ステレオ)

● シューベルト:『ロザムンデ』 D.797より序曲とバレエ音楽

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1971年(ステレオ)

Disc11
● モーツァルト:グラン・パルティータ K.361

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1970年(ステレオ)

Disc12
● モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525
● モーツァルト:セレナータ・ノットゥルナ K.239

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1956年(モノラル)

● R.シュトラウス:交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』 Op.28

 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1957年(モノラル)

● R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』 Op.20

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1963年(ステレオ)

Disc13
● R.シュトラウス:アルプス交響曲 Op.64
● R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』 Op.20

 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1957年(モノラル)

● R.シュトラウス:『ばらの騎士』第3幕より「ワルツ」

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1963年(ステレオ)

Disc14
● R.シュトラウス:交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』 Op.30

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1958年(ステレオ)

● R.シュトラウス:祝典前奏曲 Op.61
● R.シュトラウス:交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』 Op.28
● R.シュトラウス:『サロメ』より「7つのヴェールの踊り」

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1963年(ステレオ)

Disc15
● R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』 Op.40

 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1957年(モノラル)

● R.シュトラウス:交響詩『死と浄化(変容)』 Op.24

 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1972年(ステレオ/ライヴ)

Disc16-17
● カール・ベーム、我が人生を語る(1960年7月、ザルツブルクにて収録)

● シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944『グレート』よりリハーサル風景
● シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944『グレート』全曲演奏

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1963年(ステレオ)

 カール・ベーム(指揮)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 1. Adagio Maestoso - Allegro Con Spirito - Berliner Philharmoniker, Karl BHM
  • 02. 2. Minuetto - Berliner Philharmoniker, Karl BHM
  • 03. 3. Concertante (Andante Grazioso) - James Galway, Lothar Koch, Berliner Philharmoniker, Karl BHM
  • 04. 4. Rondeau (Allegro Ma Non Troppo) - James Galway, Lothar Koch, Berliner Philharmoniker, Karl BHM
  • 05. 5. Andantino - Berliner Philharmoniker, Karl BHM
  • 06. 6. Minuetto - Horst Eichler, Berliner Philharmoniker, Karl BHM
  • 07. 7. Finale (Presto) - Berliner Philharmoniker, Karl BHM
  • 08. 1. Marcia (Maestoso) - Leon Spierer, Emil Maas, Heinz Kirchner, Rainer Zepperitz, Berliner Philharmoniker, Karl BHM
  • 09. 2. Menuetto - Trio - Leon Spierer, Emil Maas, Heinz Kirchner, Rainer Zepperitz, Berliner Philharmoniker, Karl BHM
  • 10. 3. Rondeau (Allegretto - Adagio - Allegro) - Leon Spierer, Emil Maas, Heinz Kirchner, Rainer Zepperitz, Berliner Philharmoniker, Karl BHM
  • 11. Overture (Die Zauberharfe, D.644) - Berliner Philharmoniker, Karl BHM
  • 12. No. 2 Ballet. Allegro Moderato - Berliner Philharmoniker, Karl BHM
  • 13. No. 9 Ballet. Andantino - Berliner Philharmoniker, Karl BHM

ディスク   2

  • 01. 1. Largo - Allegro Molto - Berlin Philharmonic Wind Ensemble, Karl BHM
  • 02. 2. Menuetto (Allegretto) - Trio I-II - Berlin Philharmonic Wind Ensemble, Karl BHM
  • 03. 3. Adagio - Berlin Philharmonic Wind Ensemble, Karl BHM
  • 04. 4. Menuetto (Allegretto) - Trio I-II - Berlin Philharmonic Wind Ensemble, Karl BHM
  • 05. 5. Romanze (Adagio - Allegretto - Adagio) - Berlin Philharmonic Wind Ensemble, Karl BHM
  • 06. 6. Thema Con 6 Variazioni (Andante) - Berlin Philharmonic Wind Ensemble, Karl BHM
  • 07. 7. Finale (Molto Allegro) - Berlin Philharmonic Wind Ensemble, Karl BHM

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総合評価

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投稿日:2017/12/28 (木)

ベームの録音はこれまでにも何度もリマスターを繰り返している。手元にある何種類かのベートーヴェン7番で聞き比べたところ、91年に出た国内盤は全体的に緩いというか大雑把な音。ラフな音作りのため、きめ細やかさは不足している。2004年のエミール・ベルリナー・スタジオのリマスター盤(輸入盤)はちょっと艶消しのマットな音調ながら細部の再現が緻密でアナログ風の柔らかさを感じる。2017年発売のこちらのセットは、リマスターに関する情報がどこにも記載されていないが、明らかに別物で、2004年盤よりも高音域が強調されて華やかになり、スケール感が大きくなったように思う。三者三様だが、私としては2004年盤がかつてLPで聞いていたDG録音のイメージに最も近いように思われる。毀誉褒貶があるvenias盤は、周波数レンジもダイナミックレンジも刈り込んで、こじんまりと箱庭的に小ぎれいにまとめた印象。DGから出ている一連のCDと比べると、迫力というか荒々しい要素が減少した分、耳触りがよくなり聞きやすいともいえる。情報量が減らされているのは、ラジカセ的な小型装置で再生するのに向いた音作りなのだろうか。本家DGの製品と比べたら劣るのはしょうがない。

ROYCE さん | 神奈川県 | 不明

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ベーム盛期の選集! 紙ジャケットはオリジ...

投稿日:2017/03/25 (土)

ベーム盛期の選集! 紙ジャケットはオリジナルではありません。晩年の1970年代の五種類の肖像写真を16枚(ハイドンの「四季」は見開き2枚を一組)に分散した、やや安易な仕上げ。したがって演奏時期と合致するジャケット写真ではありません。多少とも一致するのは縦型菓子箱仕様のボックスとブックレット表紙に採用された写真だけとなります。問題は、重なる部分もあるVENIAS レーベルからの選集との音質の違い!それぞれリマスターしているようですが、やはり本家のGrammphon のほうがクリアでダイナミックレンジも広いようには(←ブラインドテストは試しておりませんが)思います。もっともmenbran のライセンス?盤よりはVENIAS のライセンス盤のほうが、よほどマシです。おなじ本家Grammphon でも、初期のCDの音質からは向上していますから、音質にこだわりのあるひとは購入してもよろしいでしょう!  なおブックレットにはヘルゲ・グリューネヴァルトさんによる書き下ろし解説が独語、英語訳に加えて日本語訳も、声楽曲では独英二カ国語(「ミサ・ソレムニス」には加えてラテン語)の歌詞が掲載されていて良心的です。写真が四枚掲載されていますが、ジャケット同様レアではありません。しかし、ベーム・ファンのわたしとしては、まあよろしいのではないでしょうか。

夏のひかり さん | 兵庫県 | 不明

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盛期ベームの傑演集。単独ではそろそろ入手...

投稿日:2017/02/16 (木)

盛期ベームの傑演集。単独ではそろそろ入手しにくくなってきた。オリジナルレコードは、今でも人気有り。この頃のジャケ写がまた良い。最初の人が言うようにオリジナルのジャケ写が欲しいところ。エロイカもブラ1もベームのベスト。ミサソレは私見では、ベストの演奏。アルプス交響曲、英雄の生涯などもたいへん良い。ベームの真価は総合的にこのアルバムに凝縮している。

フル物好き さん | 大阪府 | 不明

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