【中古:盤質S】 リボル・ペシェク　ゴールド・コレクション（4CD）

リボル・ペシェク・ボックス
定評ある演奏がリマスターで復活

チェコのベテラン指揮者リボル・ペシェクの業績を記念した４枚組セット「ザ・ゴールド・コレクション」がスプラフォン・レーベルから登場。内容は1981年から89年にかけてレコーディングされたオーケストラ作品音源からのセレクションです。
　ペシェクは1982年から1990年まで名門チェコ・フィルの常任指揮者を務めており、このセットには、両者の親密な関係から生み出された演奏が収録されています。
　ペシェクは自国チェコ音楽の解釈に定評があり、ドヴォルザークなどのアルバムでは高い評価を受けていたほか、スークのマイナーな作品も数多く録音しており、ここに収録されている管弦楽組曲『りんごの木の下で』は、ペシェクがはじめて取り上げて知られるようになった秘曲でもあります。
　自国もの以外も水準が高く、エルガーのチェロ協奏曲では、チェコの女性チェリスト、ミカエラ・フカチョヴァと情熱的な演奏を聴かせ、得意としていたスクリャービンのピアノ協奏曲では、ショパン・コンクールの優勝者でもありスクリャービン弾きでもあるギャリック・オールソンと幻惑的な色彩を見事に表現しています。
　リマスターにより80年代チェコ・フィルのサウンドを良い音で味わうことが可能となりました。（エルガーのみブルノ国立フィル）。

【収録情報】
Disc1
1.　ドビュッシー：交響詩『海』 [23:31]（録音時期：1988年2月2,3日）
2.　スーク：交響詩『夏のおとぎ話』 Op.29 [52:21]（録音時期：1984年2月14-20日）

Disc2
3.　ラヴェル：ボレロ [14:42]（録音時期：1985年2月9日）
4.　ラヴェル：『ダフニスとクロエ』第1組曲 [12:36]（録音時期：1983年11月7-9日）
5.　ラヴェル：『ダフニスとクロエ』第2組曲 [17:11]（録音時期：1983年11月7-9日）
6.　スーク：弦楽合奏のためのセレナード変ホ長調 Op.6 [29:56]（録音時期：1983年11月25-29日）

Disc3
7.　エルガー：チェロ協奏曲ホ短調 Op.85 [28:45]（録音時期：1989年6月2-4日）
8.　スクリャービン：ピアノ協奏曲嬰ヘ短調 Op.20 [29:55]（録音時期：1986年1月18日）
9.　スーク：管弦楽組曲『りんごの木の下で』 Op.20 [23:34]（録音時期：1985年9月10-11日）

Disc4
10.　スーク：組曲『おとぎ話』Op.16より [18:20]（録音時期：1981年11月9-10日）
　第1曲『ラドゥースとマフレナの誠の愛と苦難』
　第3曲『葬送の音楽』
11.　ブルックナー：交響曲第7番ホ長調 [60:33]（録音時期：1986年1月14-29日）

　ミカエラ・フカチョヴァ（チェロ：7）
　ギャリック・オールソン（ピアノ：8）
　エヴァ・デポルトヴァ（ソプラノ：9）
　ペトル・シュクヴォル（ヴァイオリン：10）
　パヴェル・キューン指揮、キューン混声合唱団（4,5）
　ブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団（7）
　チェコ・フィルハーモニー管弦楽団（1-6, 8-11）
　リボル・ペシェク（指揮）

　録音場所：プラハ、ルドルフィヌム（1-6, 8-11）　ブルノ・スタジオ（7）
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）