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【中古:盤質AB】 バイエルン放送交響楽団60周年記念ボックス(7CD)

中古情報

新品ジャケット
こちら ※参考のため、実際の商品と異なる場合がございます
:
AB
特記事項
:
7枚組み,ケースすれ
コメント
:
スリップケース若干傷み
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
900708
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。)

バイエルン放送交響楽団60周年記念ボックス!
歴代首席指揮者らとの名演の数々!

第二次世界大戦後、復興ドイツの希望の象徴として1949年に設立され、2009年に創立60周年を迎えたバイエルン放送交響楽団。
 当ボックスは、設立以来5人を数える首席指揮者と、就任直前に亡くなったコンドラシンの計6人の注目演奏を集めることにより、ヴィルトゥオーゾ・オーケストラの輝かしい歴史を音で俯瞰することが可能なCD7枚から成るセットです。
 もともとは、ドイツのファンのために新聞社が「ドイツ国内限定販売」として企画し、バイエルン側に制作を依頼したものですが、今回の来日公演の大成功を喜んだオーケストラが、日本のために特別に再生産に応じてくれたため、今回、数量限定ではありますが、日本でも発売することができることになったという注目のアイテムです。

 内容は、設立に深く関わった初代のヨッフムから、現在の5代目ヤンソンス、そして幻の首席指揮者コンドラシンの録音を集めたもので、オーケストラ好きにはたまらない音源がズラリと並んで壮観です。


Disc-1 & Disc--2
【ヨッフム/フルトヴェングラー:交響曲第2番】

ドイツの名指揮者、オイゲン・ヨッフム[1902-1987]による意外なレパートリーの登場です。
 コンサートにオペラに戦前から大活躍したヨッフムは、1934年から
ハンブルクでオペラの音楽総監督とオーケストラの首席指揮者を兼任していましたが、1949年にはバイエルン放送局の音楽監督に任命されてミュンヘンに移り、バイエルン放送交響楽団の設立に尽力します。ヨッフムは同ポストに1960年まで在任、オーケストラをドイツ第1級の水準にまで育て上げると、今度はコンセルトヘボウ管の首席指揮者へと旅立つのでした。
 当時のバイエルン放送響は、最初から人選が良かったのか、戦後間もない結成にもかかわらず水準が高いのが印象的。『カルメン』『ボリス』の放送録音からドイツ・グラモフォンへのブルックナーやモーツァルトのセッション録音に至るまで、きわめて旺盛な活動を展開していた壮年期ヨッフムならではの意欲あふれる演奏の数々を現在も数多く聴くことができます(中でもブルックナーの5番は素晴らしい演奏)。
 そんなヨッフムがここで指揮をしているのが、フルトヴェングラーの交響曲第2番です。巨匠渾身の力作である交響曲第2番は、長大で悲劇的な雰囲気を湛えた後期ロマン派風の巨大な作品で、晩年のフルトヴェングラーが演奏会やレコーディングでの紹介に熱心だったことでも知られています。1948年には、ヨッフムが首席指揮者として在任中のハンブルク・フィルに客演してこの曲を指揮しており、そうした背景もあって、このヨッフム指揮による演奏がおこなわれたのかもしれません。
 フルトヴェングラーはこの演奏会の10日前、11月30日に亡くなっており、ヨッフムの悲嘆も大きかったと思われますが、それだけにここでの演奏も、敬愛する巨匠への哀悼の気持ちがいっぱいに込められた、実に深く素晴らしいものとなっています。この作品の紹介に非常に熱心だった、晩年のフルトヴェングラーの遺志をつぐかのようなシリアスな演奏です。放送録音だけあって、モノラルながら音質が良好なのも幸いでした。

・フルトヴェングラー:交響曲第2番ホ短調
 バイエルン放送交響楽団
 オイゲン・ヨッフム(指揮)
 録音時期:1954年12月10日
 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール
 録音方式:モノラル(ライヴ)

Disc-3
【クーベリック/ブルックナー:交響曲第8番】

ヨッフムの次にバイエルン放送響の首席指揮者に着任したのがラファエル・クーベリック[1914-1996]です。1979年まで首席を務めたクーベリックは、退任後も頻繁に客演し、
バイエルン放送響と最も深い関係を築きあげた名指揮者として知られることとなります。
 ドヴォルザークやスメタナのほか、マーラーやベートーヴェン、シューマンなど独墺系レパートリーでの見事な演奏で知られたクーベリックは、ブルックナーでも素晴らしい成果を聴かせていました。
 今回登場する交響曲第8番は、以前、海賊盤が出回ってその演奏内容がマニアの間で評判となっていたものです。オルフェオ・レーベルから発売されている8番は、クーベリックがバイエルンの首席に着任して2年後のものでしたが、それから14年を経たここでの演奏では、オーケストラが完全に手足となり、指揮者と一体となった演奏を聴くことができます。演奏時間はトータルで4分半ほど遅くなりディテールの美しさと表現の深まりが顕著になっています。

・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB.108 [ハース版]
 バイエルン放送交響楽団
 ラファエル・クーベリック(指揮)
 録音時期:1977年5月12日
 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

Disc-4
【コンドラシン/フランク:交響曲ニ短調、ほか】

クーベリックの次にバイエルン放送響の首席指揮者に着任する予定だったのが、1978年にソ連から亡命して、
コンセルトヘボウ管などへの客演で着々と西側での声望も高めていたキリル・コンドラシン[1914-1981]でした。しかし彼は、1981年3月7日、クラウス・テンシュテットが本番直前にキャンセルした北ドイツ放送交響楽団のアムステルダム公演(マーラーの交響曲第1番ほか)で代役を引き受け、演奏会を大成功に終わらせたものの、直後に具合が悪くなり搬送先の病院で急死してしまいます。バイエルンと相性抜群と見られていた名指揮者だけに、この悲劇は多くのファンを落胆させることとなります。
 そんなコンドラシンが残した録音のなかで、最も知名度が高いもののひとつがアルゲリッチと競演したチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番でしょうか。ワイルドなソロと豪快に渡り合うオーケストラの表現力はいつ聴いても凄いものです。その演奏会の後半に演奏されたのが、今回登場するフランクの交響曲ニ短調。
 そのピアノ協奏曲第1番を上回るほどのアグレッシヴな演奏は、伝統的な重厚路線とは一戦を画す、コンドラシンならではのシャープなセンスを感じさせてあまりに見事。LP時代に入手していたマニアに珍重されてきた名演がようやくCD化されます!

・リムスキー=コルサコフ:『ロシアの復活祭』序曲
 バイエルン放送交響楽団
 キリル・コンドラシン(指揮)
 録音時期:1980年2月7,8日
 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

・フランク:交響曲ニ短調
 バイエルン放送交響楽団
 キリル・コンドラシン(指揮)
 録音時期:1980年2月7,8日
 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

Disc-5
【デイヴィス/エニグマ変奏曲、ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第6番】

コンドラシンの急逝もあり、クーベリックの後任はなかなか決まりませんでしたが、1983年、少し前に
バイロイトで成功を収めてドイツでも人気上昇中のコリン・デイヴィス[1927- ]がバイエルンの首席指揮者として迎えられることとなりました。当時、デイヴィスはロイヤル・オペラの音楽監督のほか、ボストン交響楽団の首席客演指揮者も務めていましたが、バイエルン着任後は集中的に同楽団を指揮、演奏会にレコーディングに目覚しい成果をあげることとなります。そうした事情もあってか、1980年代の終わりになるとデイヴィスは再建なったドレスデンのゼンパーオーパー(ドレスデン国立歌劇場)のオーケストラであるシュターツカペレへの出演が増え、やがて名誉指揮者兼オペラ担当となり、10年目の1992年にはバイエルンの首席を辞するのですが、その後もマーラーの8番などで素晴らしい共演を聴かせていました。
 今回のアルバムには、有名な『エニグマ変奏曲』と、知名度は低いながらも充実した内容を持つヴォーン・ウィリアムズの交響曲第6番という2曲の英国レパートリーが収録されています。
 着任の年の『エニグマ変奏曲』は、時期的には1965年と2007年のロンドン響との録音の中間に位置するものですが、ドイツのオケだけに響き具合の相違なども興味深いところ。もちろん、演奏内容は文句なしです。
 ヴォーン・ウィリアムズの交響曲第6番は、戦中から戦後にかけて書かれ、同じく戦争交響曲として知られる第4番の世界の再現・発展形ともとれる過激で凶暴な迫力に満ちた音楽が強烈な傑作。テナー・サックスが醸し出す退廃的な雰囲気、連打されるバスドラの迫力が印象的なこの交響曲に、ライヴで燃えるデイヴィスが激しいアプローチで迫ります。

・エルガー:『エニグマ変奏曲』
 バイエルン放送交響楽団
 サー・コリン・デイヴィス(指揮)
 録音時期:1983年12月14日
 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

・ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第6番ホ短調
 バイエルン放送交響楽団
 サー・コリン・デイヴィス(指揮)
 録音時期:1987年4月30日,5月1日
 録音場所:ミュンヘン、ガスタイク、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

Disc-6
【マゼール/『春の祭典』『火の鳥』】

デイヴィスの次、1993年に
バイエルン放送響の首席指揮者に着任したのはロリン・マゼール[1930- ]です。着任当初はピッツバーグ交響楽団の首席指揮者も兼ねていましたが、1996年からはこのバイエルンとの活動に専念し、細部まで凝った解釈と多彩なレパートリーでオーケストラの表現の可能性を拡大しました。10年目の2002年にはニューヨーク・フィルの音楽監督に就任するため、バイエルンをあとにしますが、残されたシュトラウスやワーグナーの録音からも彼らの相性の良さは十分に確認できます。
 今回のアルバムには、得意のストラヴィンスキー作品を2曲収録。マゼールのストラヴィンスキーといえば、ベルリン放送響との28歳の時の『火の鳥』、ウィーン・フィルとの『春の祭典』、『ペトルーシュカ』、クリーヴランド管との『春の祭典』、そしてニューヨーク・フィルとの『火の鳥』などがよく知られています。
 バイエルン放送響とは『3楽章の交響曲』『兵士の物語』『詩篇交響曲』を収めたアルバムを出していましたが、そこでのマゼールのシャープなリズムと色彩表現には凄いものがあっただけに、同じ頃に収録された今回の『春の祭典』『火の鳥』も大いに期待されるところです。

・ストラヴィンスキー:『火の鳥』組曲[1919年版]
 バイエルン放送交響楽団
 ロリン・マゼール(指揮)
 録音時期:1999年6月17,18日
 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール
 録音方式:デジタル(ライヴ)

・ストラヴィンスキー:『春の祭典』
 バイエルン放送交響楽団
 ロリン・マゼール(指揮)
 録音時期:1998年4月2,3日
 録音場所:ミュンヘン、ガスタイク、フィルハーモニー
 録音方式:デジタル(ライヴ)

Disc-7
【ヤンソンス/『ばらの騎士』『ティル』『4つの最後の歌』】

マゼールの次、2003年に
バイエルン放送響の首席指揮者に着任したのはマリス・ヤンソンス[1943- ]です。着任当初、ピッツバーグ交響楽団の首席指揮者を兼ねていたのは前任のマゼールと同じというのがおもしろいところですが、ヤンソンスは同ポストを2004年で終えると、今度はコンセルトヘボウ管の首席指揮者に着任、直線距離で600キロ強の二つの名門オーケストラの首席指揮者として大活躍することとなります。
 今回のアルバムでは、そんな上り調子のヤンソンスならではの快調な演奏を楽しむことができます。自身、「R.シュトラウスの音楽は私の人生と共にあり、深く何度も繰り返し触れ合っている」と語るだけあって、オーケストラの高度な表現力を生かし切った見事な演奏が展開されており、その芳醇な音色と表情豊かな音楽には惚れ惚れするほど。
 アニヤ・ハルテロスは、近年、世界のオペラハウスから招かれているドイツのソプラノ歌手。ドイツ物からヴェルディ、ヘンデルまでこなすレパートリーの持ち主の彼女は、そのシリアスな声質と繊細な表現力によって、ドイツ・リートでも高い評価を得ており、この『4つの最後の歌』についても、すでにファビオ・ルイージ指揮シュターツカペレ・ドレスデンと共演したアルバムがリリースされているので、ヤンソンス盤との比較も興味深いところです。

・R.シュトラウス:『ばらの騎士』組曲 AV.145
 バイエルン放送交響楽団
 マリス・ヤンソンス(指揮)
 録音時期:2006年10月19,20日
 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール
 録音方式:デジタル(ライヴ)

・R.シュトラウス:交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』op.28
 バイエルン放送交響楽団
 マリス・ヤンソンス(指揮)
 録音時期:2009年3月5,6日
 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール
 録音方式:デジタル(ライヴ)

・R.シュトラウス:『4つの最後の歌』AV.150
 アニヤ・ハルテロス(S)
 バイエルン放送交響楽団
 マリス・ヤンソンス(指揮)
 録音時期:2009年3月25,27日
 録音場所:ミュンヘン、ガスタイク、フィルハーモニー
 録音方式:デジタル(ライヴ)

総合評価

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ヨッフム指揮のフルトヴェングラーの交響曲...

投稿日:2010/08/01 (日)

ヨッフム指揮のフルトヴェングラーの交響曲第2番の演奏が貴重なので、購入。朝比奈やバレンボイムよりも禁欲的な演奏となっているのは、同時代人としてフルトヴェングラーへの尊敬からか、ひたすら作品に尽くしている感じだ。そのほかでは、コンドラシンのフランク、ヤンソンスのシュトラウスが素晴らしいので何度も聴いている。クーベリックのブルックナーはこの指揮者としては普通の出来栄えだと思う。

ドンナー さん | 神奈川県 | 不明

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オーケストラに5点ですね。バイエルンの音...

投稿日:2010/03/07 (日)

オーケストラに5点ですね。バイエルンの音は暖かく人間的。ベルリンに匹敵する力がありながら技巧をひけらかさない。シカゴ、べルりンは似ている。ウイーンフィルより、僕はバイエルンが好きです。それがよく録音に入っている。個性を保っているだけで、素晴らしいと思う。1980年代にデイビスで聞いた日本公演と同じ響きがしている。マゼールの春の祭典に至ってはエロティックなまでの音がする。演奏評は他の方に譲ります。

和尚 さん | 宮崎県 | 不明

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聞き応えのする演奏が並んでいる。クーベリ...

投稿日:2010/01/29 (金)

聞き応えのする演奏が並んでいる。クーベリックの骨太なブルックナー、白熱的かつ緻密なコンドラシンのフランク、イギリスのオケでは望めない陰影が印象的なコリン・デイヴィスのヴォーン=ウィリアムス、ハルテロスの真摯な歌唱が感動的な「4つの最後の歌」。しかし、特筆すべきはヨッフム指揮のフルトヴェングラー2番だろう。この暗く重い大曲がこれほど深い共感を持って演奏されたのをはじめて聞いた。こんなにいい曲だったのか、と思う人も多いのではないか。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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