憲法への招待 岩波新書

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004314707
ISBN 10 : 4004314704
フォーマット
出版社
発行年月
2014年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
239p;18

内容詳細

「憲法は私たちが守らなくてはならないものか」「憲法改正手続を定める憲法九六条は改正できるか」「日本の上空を通過する他国を攻撃するミサイルを撃ち落とすことは合憲か」など、24の問いに答えながら、日本国憲法の思想と骨格を平明に解説。社会問題となっている事象と憲法との関係をときほぐす、市民のための憲法入門。

目次 : 第1章 憲法とは何か(聖徳太子の十七条憲法は「憲法」か/ 権利の規定に比べて義務の規定が少ないのはなぜか ほか)/ 第2章 人権とはそもそも何か(人権は無制限に保障されるのか/ 「国民」と「外国人」の間に人権保障の差はあるのか ほか)/ 第3章 どのような人権が保障されるのか(女性の再婚禁止期間の規定は「法の下の平等」に反するか/ 「日の丸」と「君が代」の強制はなぜ問題か ほか)/ 第4章 政府を動かす原理は何か(内閣総理大臣の公選制に合理性はあるか/ 国民代表が決めた法律を裁判所が違憲・無効とできるのはなぜか ほか)/ 第5章 政府の活動内容は具体体にどのようなものか(国会は何を法律として定めることができるか/ 内閣は「法の執行」以上のことをしているのではないか ほか)

【著者紹介】
渋谷秀樹 : 1955年兵庫県加古川市生まれ。1984年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程満期退学。2013年博士(法学)(大阪大学論文博士)。現在、立教大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    明日施行される特定秘密保護法は、権力者の手元にある情報を国民には見せない根拠を政府に与える。政治の現状と政策を国民が知る権利を侵害して民主主義の基盤を掘り崩そうとする(D頁〜)。だから、選管とか役場職員、図書館司書に聴いたが、あなたの方が知ってるだろう、という対応。既に、知ってるけどばらしたら懲役10年というのがよほどやなんだろうな。憲法の語源はラテン語constituoで共に作り上げるという意味(3頁)。これは、市民的だと思う。公共の福祉は抽象的(37頁〜)。 

  • kawa さん

    憲法に関する入門書。難解で理解できない部分や、納得までにいたらない記述もあるけれど、憲法問題の座標軸をつかむために読んで良かった書。折りに触れて読み返したい。

  • トンちゃん さん

    24のテーマを切り口に憲法を解説している入門書兼読み物。24テーマはどれも興味を惹かれるタイトルなだけに、憲法を知るきっかけには良いと思います。 ただ、何故だろうか、非常に読みづらい…頭に入ってこない。ですます調に統一していないのもリズム感が狂って読みにくくなる原因かなと思います。 巻末に2冊ほど専門的な本が紹介されていますが、どちらも渋谷先生のご著書。昔、渋谷先生の参考書を利用していた知人曰く、非常に読みづらいとのことですので、たの方の専門書に当たることをおすすめ致します。古いけど芦部憲法は読みやすい。

  • neputa さん

    選挙のたびに何かしら学ぼうとふだん手に取らないような本を読んでいます。今回は「憲法」についてかじってみようと手に取った次第。この手の話題は中途半端に情報を得ようとすると両極の極論ばかりが目につき一向に理解の助けとはならない。本書は人類が憲法を生み出した経緯を振り返り、普段の身近なこととの関係性などを例に挙げながら、わかりやすい文章で語ってくれる。日常の暮らしの中でなんとなく理解していることが明文化されておりそれらを読むことではっきりと理解につながる良き入門書でした。

  • Francis さん

    著者は憲法学の大家故芦部信喜氏のお弟子さん。憲法の入門書。芦部さんに近い憲法学者のダメさを篠田英朗さんに指摘された後でこの本を読んでみたが、人権論についてはとても優れていると思う。統治論や憲法9条については篠田さんの批判する通りで改めた方がよいと思った。篠田vs芦部系憲法学者の論争はお互い学ぶべきところを学んでいくことで憲法学の進歩に繋がると思うので残念。もっとも篠田さんの論争のやり方は明らかに行き過ぎの面があるし、憲法学者が反発して聞く耳を持たなくなってしまったのも事実。何とかならないかな。

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