連環 講談社文庫

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061312449
ISBN 10 : 4061312448
フォーマット
出版社
発行年月
1982年07月
日本
追加情報
:
15cm,545p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • y_e_d さん

    大物も登場しないし、舞台があれこれと派手に移ることも無いのだが、読ませる、引き込ませる力が凄い作品だった。主人公・笹井のような欲に眩むダメ人間を描かせたら最強なのではないか。50年も経過する作品なのに、根本部分には一切時代を感じさせない。短く歯切れのよい筆致も秀逸で、途中で中断することができない。頭の中で策略を巡らす場面などは完全に劇場にどっぷり嵌る感覚になる。最後まで悪あがきをやめない笹井のキャラクターが強烈でした。

  • karin さん

    昭和36年の作品。古い時代の背景に郷愁を感じつつ、いつもの松本清張ワールドに浸った。主人公笹井誠一が自分の野望を実現するために次々と犯罪を重ねる。巧みな人間描写、男女の性、腹黒い笹井の行動心理にぐいぐいはまっていった。殺人に至るところや犯行がばれそうになる展開はドキドキしながらページをめくった。やはり次も松本清張を読みたくなったのである。

  • ktuenriueyduaki さん

    クズの主人公を書かせるとやはりうまい。その主人公が手を染めた犯罪と早苗によって追い詰められていく様を愉しんで読むのが吉です。

  • tamashi さん

    前半と後半で主人公の立ち位置が完全に逆転してしまいましたね。それにしても早苗は怖いですね。主人公がもちろん犯罪者ではありますが、その事が脇に追いやられるくらい早苗は許せないというのが本音です。何れにせよ、昭和30年代という遠い過去に書かれたとは思えないほど見事なクライムノベルだと思います。今と比べて娯楽が限られていたであろう当時はたくさんの人がそれこそ貪るように読んでいたのでしょうね。娯楽作家としての側面を持つ清張の面目躍如といったところでしょうか。

  • イカ男 さん

    545ページを一気に読ませるストーリー力、さすがです。

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人物・団体紹介

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松本清張

1909年北九州市生まれ。様々な職業を経て、朝日新聞西部本社に入社。懸賞小説に応募入選した「西郷札」が直木賞候補となり、’53年に「或る『小倉日記』伝」で芥川賞受賞。’58年に刊行された『点と線』は、推理小説界に「社会派」の新風を呼び、空前の松本清張ブームを招来した。ミステリーから、歴史時代小説、そ

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